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もしも立場が違ったら

第2話 - 後編別れと願い

2024年05月05日

#お嬢様

#ファンタジー

#ハッピーエンド

#バッドエンド

ΘしュるΘ

しゅる

こんばんは~

しゅる

第2話はいきなり10年後から始まりますがご了承ください…

しゅる

それではスタート❗️

ルネーシャ

ごきげんよう

ガルシア

お待ちしておりました、お嬢様

ルネーシャ

そんなに固くならなくていいって、いつも言ってるでしょう？

ガルシア

私は庭師ですから、立場が違いすぎます笑

ルネーシャ

も〜…

ルネーシャ

まあでも、こうしてまたお茶会ができて嬉しいわ!!

ガルシア

…私もです、お嬢様

ルネーシャ

あら、浮かない顔をして、どうしたの？

ガルシア

いえ、なんでもありません笑

ガルシア

…

ルネーシャ

なんでもない、なんて顔してないわよ？笑

ガルシア

ふふ、やはりお嬢様は鋭いですね笑

ルネーシャ

何かあるのなら遠慮なく言って？

ガルシア

お嬢様、

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

ガルシア

いえ、やっぱりいいです、

ルネーシャ

そう？ならよかった

ルネーシャ

では私からも話かあるの

ガルシア

なんでしょうか？

ルネーシャ

…私とお付き合いをしてくださらないかしら//

ガルシア

…お嬢様、それは本当ですか？

ルネーシャ

勇気を出して言ったのだから本当に決まってるじゃない！//

ガルシア

…嬉しいです

ガルシア

ですが、もう一度言いますが、私はただの庭師、この国の王女であるお嬢様とは付き合える立場でないのです

ルネーシャ

…じゃあ、秘密の関係ということにしましょう？それなら立場なんて関係ないわよ

ガルシア

…それなら

ガルシア

よろしくお願いします

ルネーシャ

…!!やった！ありがとう！

ルネーシャ

なんだか、秘密の関係っていいわね笑

ガルシア

そうですね笑私もお嬢様とこのような関係になれて嬉しいです

ルネーシャ

ねぇ、今度お菓子を持ってきてお茶会をしましょう、いつがいいかしら？

ガルシア

そんなに早く決めることではないですよ笑

ガルシア

もしかしてそんなに私と早くお茶会がしたいのですか？笑

ルネーシャ

…何か悪いかしら？//

ガルシア

いえ、私はお嬢様が空いてる日に合わせますよ笑

ルネーシャ

あら、そんなことを言うってことは、

ルネーシャ

あなたも私と早くお茶会がしたいんじゃないの？笑

ガルシア

あたりまえですよ

ガルシア

誰だって好きな方とは早く会いたくなるものでしょう？笑

ルネーシャ

あなたってほんとにずるいわよね…

ルネーシャ

ほんと、毎時毎分毎秒と抱きしめていたいくらい

ガルシア

…//

ガルシア

お嬢様もそんなことを言うのですね、意外です笑

ルネーシャ

私だっていつまでも偽ってばっかりじゃ、本当の自分を失ってしまうもの…笑

ガルシア

それもそうですね、では、私にだけ本当のお嬢様を見せてください

ルネーシャ

もちろん

ルネーシャ

それと、これからは名前で呼び合いましょう？

ガルシア

わかりました、ルネーシャ様

ルネーシャ

ふふっ笑これからよろしくね、ガルシア

ガルシア

では、そろそろお開きにしましょうか

ルネーシャ

そうね、今日の夜、手紙でやり取りしないかしら

ルネーシャ

私の伝書鳩に持っていかせますわ

ガルシア

いいですね、では、また夜に話しましょう

夜

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

ルネーシャ

「今日はありがとう」

ガルシア

「いえ、こちらこそ、嬉しい限りです、ルネーシャ様」

ガルシア

「そういえば、明日は婚約者を決める日でしたね」

ルネーシャ

「あら、よく知ってるわね」

ガルシア

「ええ、この国の城に仕えるものとして当然です」

ルネーシャ

「それもそうね笑ガルシアにも出席してもらいたいわ」

ガルシア

「それはできません。今回立候補できるのは、国の王子という条件ですから」

ガルシア

「庭師の私はできません」

ガルシア

「それに、ルネーシャ様の婚約者を決める瞬間など、目にしたくありません」

ルネーシャ

…

ルネーシャ

「勘が随分良くないのですね？」

ガルシア

「なぜでしょう？」

ルネーシャ

「私が言っているのは、ガルシアに婚約者になってもらいたいということですわ」

ルネーシャ

「ガルシアと結婚するためなら、この国を捨てる覚悟もありますわ」

ガルシア

「ルネーシャ様、それはいけません」

ガルシア

「私は国王に、この国に拾われた身です。恩を仇で返すようなことはできません」

ガルシア

「それに、ルネーシャ様と会ったこの国、この城を愛しているのです」

ルネーシャ

「そうよね、あなたがそう言うことは分かっていたわ笑」

ガルシア

「分かっていたのですか？」

ルネーシャ

「もちろん、あなたのその誠実さに惚れたのだから」

ルネーシャ

「こうなることは分かりきっているわ」

ガルシア

…//

ガルシア

ルネーシャ様のほうがずるい方だと思いますけどね、

ルネーシャ

「あなたと婚約できなかったことは心残りだけれど、あなたとこの国にいられるだけでも幸せよ」

ガルシア

「私もです、ルネーシャ様」

ルネーシャ

「1日だけだったけれど、秘密の関係も終わりにしましょう」

ガルシア

「そうですね、」

ルネーシャ

「だけど、私と1つ、約束してくださる？」

ガルシア

「私にできることでしたら、なんでも」

ルネーシャ

「また私の話し相手になってくれないかしら」

ルネーシャ

「やっぱりいつまでもお嬢様でいると疲れてしまうもの笑」

ガルシア

「もちろん、私はいつだってルネーシャ様の居場所になります」

ルネーシャ

「ありがとう」

ルネーシャ

…こんなに清々しく言っているけれど、

ルネーシャ

やっぱり辛いわ…ｸﾞｽｯ

ガルシア

…ルネーシャ様にこんな顔見せられませんね…泣

ガルシア

「ルネーシャ様、最後に言わせてください」

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

『貴女をいつまでも愛しております』

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

ルネーシャ

…あぁ

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

ルネーシャ

もし立場が違ったなら

ガルシア

もし同じ立場として出会えたら

結ばれていたのだろうか

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

しゅる

これでこの作品は終わりです!!

しゅる

読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました！

しゅる

希望があればハッピーエンド？も書こうかなと思います！

しゅる

次の作品もお楽しみに！

しゅる

それではまた次回！ばい！

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ΘしュるΘ

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