ガチャッ……
風香
玄樹
風香
精一杯の笑顔で答える
重いって思われたくなかったから。
嫌われたくなかったから。
最近の彼はずっとこんな感じ
同棲し始めた当初は今よりもイチャイチャしてたのにな
やっぱり慣れてしまうとこうなるのかな…
もう私たちダメなのかな…
お風呂から上がってきた彼。
髪が少し湿っていて大人っぽく見えた。
風香
玄樹
風香
玄樹
風香
玄樹
私と目を合わせずにそうつぶやいた。
少しでも多く玄樹と話したいだけなのに…
いつもは分かっているから笑顔で言うけど
今日は何故か涙が出てきそうになる。
風香
玄樹
玄樹
風香
それだけ言い私は家を飛び出した。
風香
初めて玄樹に怒鳴ってしまった。
でももう終わったし、いっか。
そう思うと、涙がまた溢れ出てくる。
風香
私はしばらく歩いたあと、その場にしゃがみ込んだ。
風香
風香
ひたすら彼の名前を呼んだ。
その瞬間、後ろから勢いよく抱きしめられた。
風香
玄樹
風香
玄樹
玄樹
玄樹
玄樹
風香
玄樹
玄樹
風香
私は体の向きを変えて、玄樹と真正面になり再び抱きついた。
玄樹
風香
玄樹に抱きついた時の温もりがとても暖かった。
人の温もりってこんなに暖かかったんだね。
ん。って言って玄樹が手を出してきた。
もう離さないでね。
私たちは倦怠期を乗り越えて
前よりももっと仲良くなれた。
~END~
コメント
10件
ありがとうございます!
(’ω’)サイコウカヨォォォォォォォ
ん〜もう!涙出そうになった〜😂