数日後。
俺は魔法少女狩りに出掛けていた。
以前倒した、転生の魔法少女。
アロー29。
奴と俺の戦闘で、ほとんどの被害が俺で済んでるらしく、俺が出る耽美に周りから感謝される。
だが、普通に戦うと必ず負けてしまう。
何がなんでも勝たなくてはいけない。
俺はそういうやつだ。
今回も街に来ている。
そして、あいつとの対話を人間の状態で俺はしていた。
アロー29
呆れる少女。
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
アロー29
アロー29
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
アロー29
俺はすごく嬉しくなり、心から笑った。
アロー29
ジェットリングダガー
俺は人間を捨てる覚悟をし、全力で頭に集中し、怪人になる。
ポツ……
ポツ……ポツ……
ポツポツポツポツ…。
空から誰かの涙が降り注いできた。
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
アロー29
アロー29
アロー29
アロー29
この世界は、どうやら俺を逃がしてくれないらしい。
俺が諦めたところで、組織は諦めない。 壊滅を待つだけだ。
ジェットリングダガー
俺は、実戦、訓練で速さを手に入れた。
ここで使わずにどこで使うか。
俺は高速で近づき、間近でリングを飛ばす。 威力が増す。
アロー29
前なら嬉しいんだろうな。
ダメージを与えられて、
これなら勝てる。
そう思ってたからな。
それが今はどうだ?
ポツ……ポツ……。
ザーーーーーー!
こんなにも胸が痛むじゃないか。
アロー29
ここで俺が戦うのをやめたら、未来はない。
俺は無心にし、アロー29を吹き飛ばす。
アロー29
ズザザザザザ!
ジェットリングダガー
ジェットリングダガー
アロー29
ジェットリングダガー
俺はダガーを両手に持つ。
ジェットリングダガー
俺はアロー29に、全力でダガーを回しながら投げる。
グサッ!グシャリッ!
アロー29
アロー29の身体から、真っ赤な血が流れる。
ジェットリングダガー
アロー29
俺の目的は、アロー29を倒すこと。
こいつさえ倒せば、俺は組織をやめなくてすむ。
俺は邪魔する何かを声でかきけした。そして、目の前の少女に、リングを向ける。
ジェットリングダガー
リングを飛ばした瞬間、少女は笑っていたように感じた。
そして、リングは少女の心臓を貫き、少女はゆっくり倒れる。
アロー29
ジェットリングダガー
目的は達成した。
…………。
帰ろう。
基地についた頃、 その頃。 あの場所では…。
フリーズアロー
フリーズアロー
帰った後聞いたが、実は戦闘員がバックにいたらしい。その戦闘員から聞いたが、
そのあと、フリーズアローが来て、アロー29を抱えていたらしい。
そして、
どうして?
そう戦闘員に聞いたらしい。
俺は目的を達成した。
司令官にもなった。
なのに、何故か満たされない。
あいつ以外にも魔法少女はいる。
戦隊もいる。
だが、俺は強くなりすぎた。
吹っ切れたように。
同時に、何か、重要なことを忘れているような気がした。
……………。
考えてみると、どうしてあのとき攻撃してこなかったのか。
多分、戦う気がなかったのだろう。
何を思ったのかは知らない。
だが、わかりそうなのは、
最後に笑ったことだ。
初めて見た。
華麗だった。
こんなこと、許されるのだろうか。
俺にはわからない。
bat END