TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
思い詰めた怪人。

一覧ページ

「思い詰めた怪人。」のメインビジュアル

思い詰めた怪人。

1 - 思い詰めた怪人。

♥

1

2019年07月11日

シェアするシェアする
報告する

数日後。

俺は魔法少女狩りに出掛けていた。

以前倒した、転生の魔法少女。

アロー29。

奴と俺の戦闘で、ほとんどの被害が俺で済んでるらしく、俺が出る耽美に周りから感謝される。

だが、普通に戦うと必ず負けてしまう。

何がなんでも勝たなくてはいけない。

俺はそういうやつだ。

今回も街に来ている。

そして、あいつとの対話を人間の状態で俺はしていた。

アロー29

あんたって本当に諦めないわよねぇ。

呆れる少女。

ジェットリングダガー

目的の為だ。

ジェットリングダガー

それが俺にとって正義であり、お前にとって悪であり、またその逆でもある。

ジェットリングダガー

正義と正義は敵。

ジェットリングダガー

悪など、本当は俺達の中では存在しなかったのではないか?

アロー29

あんたは悪よ。

アロー29

それは変わんない。

ジェットリングダガー

ふっ…。

ジェットリングダガー

曲がらない信念。

ジェットリングダガー

思い。

ジェットリングダガー

その真っ直ぐな目。

ジェットリングダガー

なるほど。強いわけだ。

ジェットリングダガー

俺には信念はある。

ジェットリングダガー

目標もある。

ジェットリングダガー

だが、お前達のように強くはない。

ジェットリングダガー

俺は怪人だからな。

ジェットリングダガー

お前達のように、選ばれて力を持てるようになったわけじゃない。

ジェットリングダガー

怪人は誰にでもなれる。

ジェットリングダガー

人と、怪人の自分。

ジェットリングダガー

両方の生活が俺にはある。

ジェットリングダガー

…人間を捨てきれないところからして、

ジェットリングダガー

俺はまだ本気じゃないのかもな。

ジェットリングダガー

俺なりに本気で戦ってきたが

ジェットリングダガー

そろそろ終わりにしないといけないようだ。

アロー29

そのつもりよ。

俺はすごく嬉しくなり、心から笑った。

アロー29

…………。

ジェットリングダガー

じゃあな。アロー29。

俺は人間を捨てる覚悟をし、全力で頭に集中し、怪人になる。

ポツ……

ポツ……ポツ……

ポツポツポツポツ…。

空から誰かの涙が降り注いできた。

ジェットリングダガー

悲しいよな。

ジェットリングダガー

ここまで話せたのに、お前を倒さなきゃいけない。

ジェットリングダガー

お前を倒したら、もうお前とは戦えない。

アロー29

なに?

アロー29

怖じ気づいた?

アロー29

私はあんたを倒す気満々だけど?

アロー29

情けとかいらないから。

この世界は、どうやら俺を逃がしてくれないらしい。

俺が諦めたところで、組織は諦めない。 壊滅を待つだけだ。

ジェットリングダガー

………いくぞ?

俺は、実戦、訓練で速さを手に入れた。

ここで使わずにどこで使うか。

俺は高速で近づき、間近でリングを飛ばす。 威力が増す。

アロー29

かふっ…!

前なら嬉しいんだろうな。

ダメージを与えられて、

これなら勝てる。

そう思ってたからな。

それが今はどうだ?

ポツ……ポツ……。

ザーーーーーー!

こんなにも胸が痛むじゃないか。

アロー29

…なによ…?

ここで俺が戦うのをやめたら、未来はない。

俺は無心にし、アロー29を吹き飛ばす。

アロー29

うわっ!

ズザザザザザ!

ジェットリングダガー

……何故だ…。

ジェットリングダガー

何故戦わない?

アロー29

…………考え事してたのよ。

ジェットリングダガー

…………………。

俺はダガーを両手に持つ。

ジェットリングダガー

ジェットダガー!

俺はアロー29に、全力でダガーを回しながら投げる。

グサッ!グシャリッ!

アロー29

うわぁぁ…!!

アロー29の身体から、真っ赤な血が流れる。

ジェットリングダガー

…………。

アロー29

うぅ……。

俺の目的は、アロー29を倒すこと。

こいつさえ倒せば、俺は組織をやめなくてすむ。

俺は邪魔する何かを声でかきけした。そして、目の前の少女に、リングを向ける。

ジェットリングダガー

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

リングを飛ばした瞬間、少女は笑っていたように感じた。

そして、リングは少女の心臓を貫き、少女はゆっくり倒れる。

アロー29

……………………。

ジェットリングダガー

………。

目的は達成した。

…………。

帰ろう。

基地についた頃、 その頃。 あの場所では…。

フリーズアロー

……あああ…………。

フリーズアロー

あああああ……!!!

帰った後聞いたが、実は戦闘員がバックにいたらしい。その戦闘員から聞いたが、

そのあと、フリーズアローが来て、アロー29を抱えていたらしい。

そして、

どうして?

そう戦闘員に聞いたらしい。

俺は目的を達成した。

司令官にもなった。

なのに、何故か満たされない。

あいつ以外にも魔法少女はいる。

戦隊もいる。

だが、俺は強くなりすぎた。

吹っ切れたように。

同時に、何か、重要なことを忘れているような気がした。

……………。

考えてみると、どうしてあのとき攻撃してこなかったのか。

多分、戦う気がなかったのだろう。

何を思ったのかは知らない。

だが、わかりそうなのは、

最後に笑ったことだ。

初めて見た。

華麗だった。

こんなこと、許されるのだろうか。

俺にはわからない。

bat END

この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚