青
青
僕は青
桃様の家に王妃として嫁いだ
妻になったはいいものの
桃様は全然僕のことを愛してくれない
青
最初の初夜の日だけ寝て
あの日から一度も夜を ともにしないまま
二年の月日が経った
青
青
青
メイド
メイド
青
メイド
青
メイドもこんな感じ
僕に冷たい
桃様のことが好きだった人 ばかりだから
僕のことが気に入らないのだろう
いや、ちがうな
“あの子”が王妃になっていれば
こんな扱いはしないだろう
青
青
でも僕は桃様のことが好きだった
ずっとずっと昔からー。
幼少期
父上
父上
青
桃
青
きれいな青い目
整った髪の毛
全てに見とれた
青
青
桃
桃の父
青
桃
あの日から
僕はもう受け入れられて いなかったのだろう
僕がお菓子を作って持っていっても
青
青
桃
青
食べてくれないし
青
桃
青
話しかけても
冷たくて
青
青
外が騒がしくなってきた
青
青
青
青
青
青
青
青
外には桃様と
“赤様”
元々仲が良く
使用人にも優しい赤様は
桃様と結婚してほしいと言っている人が多かった
だから、僕みたいな異物を 認めたくないのだろう
青
青
僕には見せない笑顔
楽しそうに笑っている
青
青
青
僕のほうがいい位置にいるのに
いつも不安で
いつも不安で
いつ、 離縁を切り出されるかと怯えている
青
青
この国には権力を持つ家系にのみ
能力を与えられる
魔法みたいなものかな
桃様の家計のちからは強く
僕の国を守るためにも必要
僕の心のためにもね
だから、辛くても
桃様がどんなに嫌でも
僕の心が壊れても
この関係は続けたい
青
僕が邪魔者だってこと
青
もちろん、僕単独の部屋だから
使用人は掃除をしてくれない
だから、
青
青
僕、貴族なのに何してんだろ
青
青
青
ちなみに僕の魔法は、 、、、
まぁ、いっか
食事処
青
桃
青
青
青
桃
青
つめたいかえし
赤様へのような返しを受けてみたい
青
僕と桃様は長い机の端と端に 座って食べる
会話がなく
美味しいはずの食事も味がしなかった
青
桃
桃
青
でも、僕には唯一の幸せな時がある
お城の外(伝わって、)
青
桃
桃
桃
桃
桃様が
戦の勝敗を伝える瞬間や
国民の前に出て何かを伝えるとき
この瞬間は一番近くになれる
横にいても誰も文句を言わない
青
思わず頬を赤らめてしまうほどに
桃
こんなに冷たいのに好きでいるなんて
馬鹿だと思うでしょ?
でもね、
幼少期
いらないって言ったケーキも
青
青
食べてくれていて お皿に一輪花を添えて返してくれたり
桃
青
青
ころんだときも
青
桃
青
桃
青
桃様は気にかけてくれた
そんなたまに見せる
優しい一面が
青
はやく、好きになってほしいな、
桃
次回 交
♡6500〜
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