ジリりりりり
紅花 -kureha-
んー、うるさいなぁ
紅花 -kureha-
もう朝か。
紅花 -kureha-
……って!
紅花 -kureha-
早く起きなきゃ!
今日は大好きな私の彼氏
暖斗が引っ越してしまう。
紅花 -kureha-
ハァハァ
紅花 -kureha-
暖斗!!
暖斗-haruto-
紅花!
暖斗-haruto-
来てくれてありがとな
紅花 -kureha-
来るよ!当たり前じゃん!
暖斗-haruto-
相変わらず元気だな笑
紅花 -kureha-
まぁね笑
紅花 -kureha-
……あのさ
暖斗-haruto-
ん?
紅花 -kureha-
遠距離…恋愛ってことだよね
暖斗-haruto-
そうだな
紅花 -kureha-
寂しいね
紅花 -kureha-
もう気軽に会えないんだね
暖斗-haruto-
そうだな。
暖斗-haruto-
寂しいな。
暖斗-haruto-
絶対ほかの男に目移りすんなよ!
紅花 -kureha-
暖斗こそ目移りしないでね…
暖斗-haruto-
任せとけ。
暖斗-haruto-
じゃーな。
暖斗-haruto-
……大好きだかんな
紅花 -kureha-
……暖斗……
毎日が長く感じる。 貴方が事故で旅立った日から。
紅花 -kureha-
もう、1ヶ月か。
紅花 -kureha-
早いなぁ。
紅花 -kureha-
……会いたい……な
紅花 -kureha-
もう一度だけでいいから……
暖斗-haruto-
紅花、俺はいつもお前のそばにいるよ。
暖斗-haruto-
だから、もう泣くな
暖斗-haruto-
ごめんな。
暖斗-haruto-
絶対幸せになれよ。
暖斗-haruto-
俺みたいにならないように
暖斗-haruto-
見守ってるからな。
その時星が瞬いた。
暖斗の笑顔のように
輝いていた
あの時行かないでって言ってたら
今も笑顔で
恋
出来たかな。