山口哲平
でも、無駄だよ。今の君は何も出来ない。
山口哲平
悪いけど俺は瑞稀を殺しに行く。
神谷涼
な!やめろ!!
山口哲平
すまんな。でもお前の為だ許してくれ
神谷涼
くっそ!これ取れよ!離せこの!
山口哲平
すまん
チュッ
神谷涼
な!
山口哲平
好きだよ。涼。だから眠っててくれ
俺は口移しで謎の薬を飲み込んでしまい意識が薄れていった。
山口哲平
待ってろよ、、、すぐ終わるから、、、
鈴木隼人
おい!起きろ!
そんな焦る様な声が聞こえ目を覚ますとそこには男女の姿があった
鈴木隼人
大丈夫か!?
山崎楓
今鎖を撮ってあげるから待ってなさい
そう言った後鎖に触れることなく簡単に俺の腕から外れた。
鈴木隼人
たく!心配させんなよ。めっちゃ探したんだからな!?
山崎楓
大丈夫?意識が朦朧としてるみたいだけど、、、
神谷涼
もう、、、ダメだ、、、
鈴木隼人
何がだよ!
神谷涼
瑞稀が、、、
神谷涼
死んじまう、、、
鈴木隼人
、、、。
鈴木隼人
気持ちは分かる。でもこの世界の為だ。
神谷涼
瑞稀が居ない世界なんて、、、
神谷涼
生きる価値もない。
神谷涼
、、、。
神谷涼
助けに行く。
鈴木隼人
おい!待て!行かせねぇぞ!この世界の為にもあの子には消えて貰うしかないんだよ!
鈴木隼人
それに、、、彼女に殺されかけたんだぞ!?
神谷涼
行かせてくれねぇなら
俺は近くにあったハサミで自分の手首を切った。
山崎楓
!!
神谷涼
俺は誰が言おうと瑞稀を、、、
神谷涼
カタルシスを助ける!
そう言い放った俺は視界が夕日と共に沈んでいった
鈴木隼人
クソ!
山崎楓
、、、。
鈴木隼人
楓!どうしたんだよ!この世界を救わないと、、、
鈴木隼人
お前の、、、兄さんが、、、
山崎楓
、、、。
山崎楓
もう、、、いいかな、、、
鈴木隼人
は?!
鈴木隼人
いきなりどうしたんだよ?!
山崎楓
、、、。さっきからそのキャラあってないよ、、、。
山崎楓
あんたは、泣き虫でいじめられてて1人で抱え込んで私に泣きついて、でもいつも私の傍に居てくれて勇気があって
山崎楓
誰よりも優しい。
山崎楓
今も涼の言葉に涙してる
鈴木隼人
グスン、、、
鈴木隼人
ご、、、ごめん、、、お、、、れは
山崎楓
分かってる、、、全部私の為ってことくらい
山崎楓
でもね、、、涼が幸せならいいかなって思っちゃったの
山崎楓
生前は私とお父さんとお母さんしか大切な人がいなかったから
山崎楓
このまま大切な人を救えられるなら本望だと思った、、、
山崎楓
でも、、、やっぱり悲しいな、、、
山崎楓
兄さん、、、