三咲
ねえ
三咲
私ってなんだろう
誰もいない部屋でひとり
三咲
友達って
三咲
なんだっけ
親も私を放置
三咲
はあ。。。
好きな人も友達さえもいない
三咲
もう
三咲
もうなんにも
三咲
もうなんにも要らないや
三咲
ってか
三咲
なんにも要らないなんて言える立場じゃないや
三咲
はははっ
三咲
私って
三咲
この世のなかのゴミなのかな
数日後
奏
なあ
三咲
何
三咲
こんなゴミに何の用?
奏
ノート届けに来た
奏
あとお前に言いたい事がある
三咲
何
奏
好きだ
三咲
はっ
三咲
どうせ
三咲
学校で王様ゲームでもやって命令されたんでしょ
奏
そんな事はない!
奏
俺は本気で
三咲
あーーうっさいうっさい
三咲
取り敢えず帰って
三咲
じゃあね
奏
ちょっ
奏
おい!
三咲
なんなのよあいつは。。。
三咲
私の事が好きだ?
三咲
そんな
三咲
この世で私を必要としてくれるひとがいるわけない
三咲
三咲
三咲
寝よ
次の日
奏
三咲
奏
昨日は唐突なこと言ってゴメン
奏
でも俺、三咲がいない世界なんて考えられない
奏
でも
奏
三咲の気持ちもしっかり理解してるつもりだから
奏
俺には心を開いて欲しい
三咲
は?
三咲
え?
三咲
何?
三咲
また冗談?
奏
そんなんじゃない
奏
俺は
奏
三咲が好きだから
奏
心を開いて欲しいと思うだけだ
奏
。。。だめか?
三咲
。。。分かった
三咲
ホントはね
三咲
ずっと辛かったんだよ
三咲
自分のことを必要としてくれる人が欲しくて
三咲
ずっと探してたんだよ
三咲
私も
三咲
奏のことが好きだった
三咲
うぅ。。。
三咲
か。。なで。。
三咲
ねえ
三咲
奏にとって
三咲
私って何?
奏
俺にとって
奏
三咲は。。。
奏
宝物だ
奏
三咲と引き換えなら
奏
命だってかけられるよ
三咲
奏。。
三咲
良かった
三咲
ありがとう
三咲
あの
三咲
良かったらなんだけど
三咲
私と
三咲
つ、付き合って下さい!
奏
うん
奏
勿論、是非!
三咲
あぁ 良かった。。
三咲
奏、大好き
奏
うん俺も大好き