テラーノベル
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1012〇〇〇〇🍀🌸❄️
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ブッブー!!!
大きなトラックのブレーキ音が響いた
トラックがこっちに向かって突っ込んでくる
並木度馨
無理だ
淀川真澄
淀川真澄
いつもならこの時間に帰って来るのに...
相当怒ってたんだな
淀川真澄
淀川真澄
いくら待っても馨は帰ってこない
大丈夫なのか、?
自分でも少し焦っていて
無意識に手を握りしめていた
淀川真澄
何か嫌な気がした
ただ、その時間は怖かった
何かあったんじゃないだろうか
ちゃんと帰ってくるだろうか
そんな不安が過る
静かな部屋
いつもなら、馨と話していた部屋
あの幸せだった空間
それが毎日だった
それが日常の一つになっていた
だから、一番大切なものに気付いていなかった
淀川真澄
大丈夫だ
きっと帰ってくる
あの幸せな日常
あの幸せな空間
きっと
きっと
きっと__
ブーーー、ブーーー
スマホが震えた
淀川真澄
表示は、
<練馬桃源病院>
何で病院から電話が、?
スマホを手に取り、電話に出た
そして病院先から伝えられた
「淀川真澄さんですか?」
「並木度馨さんが」
「事故に遭いました」
「すぐに病院に来てください」
淀川真澄
頭が真っ白になった
そんなわけない
そんなはずない
そう、信じたかった
そこからどうやって病院に行ったかは覚えていない
淀川真澄
勢いよく病院の部屋の扉を開けた
そこには
馨が病院のベッドで横になっていた
頭に包帯を巻いて
ボロボロになっている馨の姿があった
淀川真澄
いやだ
やめろ
なんで
何で?
オレのせいだ
俺が
俺の
俺は
俺が
医者
医師の話は全く耳に入ってこなかった
ただ分かったのは
馨は事故に遭い、トラックに跳ねられたということ
その衝撃で頭を打って記憶に支障が出たということ
馨がどこまで覚えていて
どこまで忘れているのかは分からない
ただ今は
馨が起きるのを待つだけ
淀川真澄
数時間後
馨は目を開けた
並木度馨
淀川真澄
良かった
目が覚めた
安心していた
淀川真澄
安心していたのも、束の間だった
並木度馨
淀川真澄
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