冴宮
さあ上がってくれ
世羅
うわぁ広いね
冴宮
まぁ荷物はテキトーに置いてくれて構わないから
世羅
うん
冴宮
さて、ご飯か風呂かどっちがいい?
世羅
汚いまま食べるのはちょっと、、、
世羅
だから風呂
冴宮
了解
冴宮
んじゃ、先入ってきておいで
世羅
ありがと
冴宮
ていうか君、名前は?
世羅
私、世羅
冴宮
世羅かよろしく
冴宮
僕は冴
世羅
いい名前だね
冴宮
ありがと
世羅
照れてる?
冴宮
て、照れてない!
冴宮
早く風呂に行け!
世羅
分かった〜
冴宮
はぁ
冴宮
今日から世羅と暮らすのか
冴宮
あと10日だけど
冴宮
世羅、、、か
冴宮
ん?
冴宮
どこかで聞いたことあるような、、、
冴宮
まぁいいか
冴宮
明日は月曜、、、学校か
冴宮
世羅どうするんだろ
冴宮
学校手続きしておくか
そして、冴宮は学校の手続きをし始めた
冴宮
まぁ世羅には申し訳ないけど
冴宮
1日家に居るのも退屈だろう
冴宮
学校に行きたいって気持ちは少なからずあると思う
冴宮
よし、、、
冴宮
それじゃ手続き終わったしご飯作るかぁ
冴宮
んー何にしよう、、、
冴宮
まぁ簡易的な炒飯か
世羅
出たよ
冴宮
あ、そっか
冴宮
服無いんだな
世羅
うん
世羅
だから着てたやつ着てる
冴宮
ちょっと待ってろ
そして冴宮はタンスを漁り始める
冴宮
男物だけど汚れている服よりかはマシだろ
冴宮
これ着ろ
世羅
え
世羅
大丈夫?
冴宮
嫌、、、か?
世羅
ううん
世羅
嬉しい、、、
冴宮
そうか
世羅
ありがと、、、
冴宮
もうご飯出来るからな
世羅
いい匂い
世羅
料理得意なのね
冴宮
まぁ得意ってよりかは趣味でやっているから
世羅
え〜普通に上手いよ〜
冴宮
褒めてもなんも出ねえぞ
世羅
笑
冴宮
さ、出来たし食べるか
世羅
うん
冴宮
いただきまーす
世羅
いただきまーす
世羅
ん!
世羅
美味しい、、、
冴宮
口にあって良かった
冴宮
余程お腹空いてたんだな
世羅
うん、、、
世羅
あのさ
世羅
何で私助けたの?
世羅
見過ごすことだって出来たし
世羅
迷惑になるってのもあったじゃん
冴宮
(残りの10日を一緒に暮らしたいって思ってたな)
冴宮
(それ言うと後々面倒くさそう)
冴宮
まぁあの時は体が勝手に動いてた
冴宮
それに、やっぱ女子があんなところで一人で居ると危ないし
世羅
そう、、、
世羅
冴は優しい人なんだね〜
冴宮
で、何で僕についてきたの?
冴宮
僕が怪しい人って思わなかった?
世羅
雰囲気で分かったよ
世羅
この人は大丈夫だって心が言ってた
世羅
(言えない)
世羅
(中学の時、ずっと好きだったからって言えるわけが無い)
冴宮
そうか
冴宮
嬉しいわ
冴宮
急だけどさ
世羅
うん
冴宮
明日世羅は僕と一緒に学校に行く
世羅
ふぇ?
世羅
え?
世羅
どゆこと?
冴宮
まぁ1日ずっと家にいさせる訳にもいかないし
冴宮
怪しい人が来るかもしれない
冴宮
命が一番だからな
世羅
そう、、、
世羅
でも、服とかは?
冴宮
僕の高校は私服登校なんだ
世羅
へ〜
冴宮
ま、そういうことだから
世羅
うん
世羅
(好きな人と一緒に登校)
世羅
///
冴宮
ん?
冴宮
顔赤いぞ?
世羅
え?
冴宮
疲れてるんだろ
冴宮
今日は早く寝なさい
冴宮
後片付け等は僕がやっておく
世羅
でもどこで寝ればいいの?
冴宮
僕の部屋にベッドあるから
世羅
え
世羅
冴は?
冴宮
僕はソファで寝る
世羅
体に悪いよ
世羅
しかも私、泊めてもらってる立場なんだから私がソファで寝る
冴宮
女子は体を大切にしなきゃいけないだろ?
世羅
でも
冴宮
だからベッドで寝ろ
世羅
嫌だ!
世羅
なら、選択肢あげるよ
世羅
私がソファで寝るか二人でベッドで寝るか
冴宮
は?
冴宮
いやいやおかしいだろ!
世羅
うるさいなぁ
世羅
早く決めて!
冴宮
あーもー分かったよ!
冴宮
寝れば良いんだろ!
世羅
それで良い
10分後
世羅
ごちそうさまでした!
世羅
美味しかったよ!
冴宮
それなら良かった
冴宮
今は、、、24時か
冴宮
皿洗いしたら僕も寝るから先に寝室行って寝てて
世羅
、、、
冴宮
世羅?
世羅
待ってる
冴宮
は?
世羅
そう言わせておいてソファで寝るつもりでしょ!
冴宮
ギクッ
冴宮
や、そ、そんなことないよ〜
世羅
やっぱり!
世羅
てかお風呂もまだでしょ!
世羅
私が皿洗いやるからお風呂入っておいで
冴宮
え、でも
世羅
泊めてもらってるんだからこれくらいはさせてよ
世羅
(鈍感め)
冴宮
う、分かったよ
冴宮
んじゃよろしく
世羅
は〜い