薫
え、、
薫
何、これ
薫
(え、意味わかんない意味わかんない)
薫
(なんか実弥が目の前にいるんですけど)
御館様
これは、一体
薫
えっと、
薫
ザリッ
ジャキッ
薫
え
実弥
一歩でもそこを動いてみろ
実弥
お前の首が飛ぶぞ
小芭内
鬼なのか、?
小芭内
気配が全くない
薫
(まさか推しに命狙われる日が来るなんて思わないでしょ!?)
御館様
実弥、小芭内落ち着きなさい
御館様
刀を下ろすんだ
実弥
ですが
御館様
下ろしなさい
実弥
、、
チャキン
薫
えっと、
行冥
一体何者だ
薫
わ、私は萩山薫(はぎやまかおる)です
薫
ただの人間で
薫
(死んだはずなのにここにいたとか言えないし、)
薫
(なんて言ったら、)
薫
……
実弥
あ"?ふざけてんのかてめぇ
薫
ちがっ!
蜜璃
お、女の子にそんな風に聞くのは可哀想だと、
蜜璃
思うんですけど
実弥
あ"?
実弥
人間かも怪しいヤツに情けをかける必要ねぇだろうが
杏寿郎
うん、殺す前にまずこの人物が何者かを知る必要があるな!
杏寿郎
鬼の気配が全くない
天元
派手な登場だったなー
天元
あれはどうやってやったんだ?
薫
え、
薫
どうやってって言われても、
薫
気がついたらここっていうか
薫
一回死んだって言うか
実弥
あ"本格的にふざけだしたなこいつ
薫
ふざけてません!
ザッザッ
無一郎
ジーッ
薫
えっと、
薫
(こんな時に無一郎くんの顔が綺麗だと思ってしまう自分を殴りたい)
無一郎
鬼じゃないと思いますよ
無一郎
気配ないしどうみても普通の女の子だし
実弥
じゃあなんで急に現れたんだよ
御館様
みんな
ザッ!
御館様
その子のことは私に任せてくれないかい?
実弥
ですが!
御館様
実弥
御館様
任せて欲しい
実弥
、御意
薫
(ひとまず、良かったって言っていいの?)
御館様
さて、
御館様
薫、君は何者なんだい
薫
えっと、
薫
その
薫
なんて説明したらいいか、
御館様
あったことをそのまま話してくれ
薫
…
薫
えと、
薫
私がいた世界はここと全然違って
薫
鬼もいないし、刀で切ったりしないし、
薫
お母さんにおつかい頼まれて、買い物中に車に轢かれて、
薫
気がついたらここだった、、んです
薫
その、信じて貰えないかも、ですけど
御館様
なるほど、
御館様
薫の世界は鬼が出ない平和な世界なんだね
御館様
薫がなぜここに来たのか薫自身も分からないんだね
薫
はい、
御館様
…
御館様
帰る方法が見つかるまでここでゆっくりするといいよ
薫
え、、
御館様
分からないことがあったら隠に聞くといい
薫
あ、はい、
薫
(ゆっくりしてと言われたものの)
薫
(どうしろというの、?)
続く