そして、運命の土曜日になった。
葵乃 美菜
あ、上がって!夏休みでお父さんもお母さんも居ないから。
橘 六花
お、おじゃまします………。
そう言って、私は美菜の家に入った。
美菜の部屋に着き、美菜が言った。
葵乃 美菜
じゃあ、メイクするぞー!!!
橘 六花
お、お願いします………!
葵乃 美菜
まず、六花ちゃんは目を大きく見せるためにこのメイクを使うよ!
橘 六花
目………目を大きく見せれるメイクなんてあるんだ………。
葵乃 美菜
うん!あるよ!
パフパフ
スポンジが私の肌についた音がした。
葵乃 美菜
えっと……次はこのメイクを使って──
美菜はそう言いながら、どんどんメイクをしていった。
葵乃 美菜
よし!!完成!!
橘 六花
これが……私!?
葵乃 美菜
うん!可愛い!!
葵乃 美菜
あ………!そうだ!
あの……井上君に渡されたものがあって…………
あの……井上君に渡されたものがあって…………
美菜はそう言うと、私に何かを見せた。
橘 六花
何これ?
葵乃 美菜
映画のチケット。井上君と行ってきてね!
橘 六花
………いいの……?
葵乃 美菜
いいよ!
橘 六花
で、でも………この顔じゃ───
葵乃 美菜
大丈夫!映画に行く日もこのメイクをすれば!
葵乃 美菜
私がメイクしてあげるから!
橘 六花
……美菜……ありがとう!!
葵乃 美菜
このチケット明日だから!
橘 六花
うん!あ、井上君にメールで伝えるね!
葵乃 美菜
うん!
そう言って、私は井上君にメールで 伝えた。
六花
井上君、明日映画行こ?
樹
あ、ごめん。あした葵乃と映画。
六花
あ、ごめんなさい。美菜の代わりです。
私が返信した あのメール以降、井上君から すぐにメールが来なかった。
橘 六花
(やっぱり………美菜の方が良かったよね………。)
と、思っていると、井上君からメールが来た。
樹
了解。
樹
トキアタウンで待ってる。
樹
朝の10時な
六花
( ̄ー ̄)bグッ!
明日、メイクして井上君と会うのは 緊張するけど頑張ります!






