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なにわ男子と同じ高校だったら…

第16話 - ○○の過去

2023年03月01日

#タグなし

大ちゃんの愛が強めな箱担

○○

私の両親はどっちも芸能関係の仕事をしている。

○○

お母さんは、元子役の現モデル、
お父さんは、有名俳優のマネージャー。

○○

私の両親は美男美女でオマケにとっても優しい、私の自慢の親。

○○

そんな親の元に生まれた私は、親の仕事の内容と言うこともあって、友達作りには全く苦労はしなかったし、いつでも人気者だった。

○○

ただ、それは小学校高学年になってから、変わった。
女子はみんな、「好きな人ができてもその人は、○○ちゃんのことが好き」って言うことで私のことを妬み始めた。小学校高学年の時はまだ良かった。いじめって言っても、菌扱いとか、無視とかだけだったって言うのもあるけど、なによりも助けてくれる人がいたから。

大ちゃん

助けてくれる人…?

○○

うん。それはね…みっちーだった。

○○

ただ、中学校に上がったら、そうもいかなくなった。
なぜなら、みっちーは私の一個下。そして、みっちーは、引っ越すことになった。

○○

だけど、私は先生にも親にも言わなかった。
なぜなら、先生に言わなかったのは、言ったところで何も変わらないと思ったから。
親に言わなかったのは元々忙しい親に私のせいで大事な時間を潰させたくなかったから。

○○

いよいよ、助けてくれる人もいない、いじめはエスカレートしていく一方。そんな時だった。私のことを助けてくれたのは…。

流星

えっ？

○○

丈くんは、私がいじめにあっているということを知って、どんなときも、守ってくれた。そして、その姿を見て、私は…

○○

丈くん？

丈

どうした？

○○

実はね…私…

丈

ちょっとまって。その続きは俺に言わせて？
○○のことがずっとずっと大好きでした。
俺と付き合ってください。

○○

…いいの？

丈

ああ。

○○

もちろん喜んで！

丈

ありがとう。

○○

そうして、私は、丈くんと付き合うことになった。
そして、丈くんと付き合ったことでいじめは終わったと思ったけど、そんな簡単な話ではなかった。

○○

今度は、私が丈くんと付き合うことに納得がいかなかったのか、私と丈くんを別れさせようとしてきた。

ねぇ、○○ちゃん❤いい加減、丈先輩と別れてよ。

○○

嫌だ。絶対に別れないから。

○○

私は、絶対に別れないと言っていた。ただ、あいつらは、私に別れる気がないと思ったのか、最悪なパターンをとってきた。

丈

○○、悪ぃ。俺と別れてくれないか？

○○

なんで…！

丈

ごめん…。

○○

理由を教えて！

丈

それは…。その…。

○○

…そっか。ごめんね。私があいつらの言うこと聞かなかったせいで…。

丈

そんなことない…！！

○○

そして、私と丈くんは、別れることになった。
そして、丈くんは、私と会うのが気まずいと思ったからなのか、そのすぐ後に、引っ越すことになった。

○○

そして、高校に上がってもいじめは終わらなかった。
それどころか、今度はもっと酷かった。それに耐えられなくなった私は、いよいよ、親に言って高校をここに転校することになった。

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大ちゃんの愛が強めな箱担

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