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桜の日記
4月2日 私は、無彩病らしい。 正直どうしてという思いしかない。 まだ、実感も湧いていない。 でも、確かに私から色は無くなっていて。 私は、最初に桜色を失っていた。 私は絶対に、あとたった一年しか生きられないなんて思いたくもなかった。 でも、受け入れなきゃいけないことくらい私が一番よくわかっている。 私はこれからたくさんの色を失っていく。 この世界の美しさも醜さも大好きだったのに、 その景色を目に焼き付けて行くことは出来ないのだ。 私の大好きな人達にも、さようならを告げなければならないのだ。 本当になんで私だったんだろう?
4月8日 新学期が始まった。 ifくんという子が編入してきた。 放課後告白されてびっくりしたけど、 告白されたこと事態は嬉しかったから、付き合うことにした。 でも、私が死ぬまで付き合っていたら、なんて言ったらいいんだろう?
4月9日 瑠璃に付き合ってることが知られて、嫌われた。 叩かれてびっくりした。 でも、ifくんが助けに来てくれて嬉しかった。
6月8日 漸く、瑠璃が謝ってきた。 ifくんが好きだったんだと聞いて、びっくりした。 確かに、それなら怒っても仕方ないかな?と思った。 もう諦めるとは言われたけど、 私が死んだ後、ifくんを幸せにしてくれないかな〜と思った。 おばあちゃんになっても友達でいようねって言われた。 ・・・私の見えていない未来が見えているのが、ずるかった。
3月31日 漸く、ifくんに言うことができた。 さようならを一緒に迎えられると知って、嬉しかった。 ifくんが、私が死んだ後、あまり悲しまないといいなぁ。 ずっと大好きだよ💓💞
4月1日 もう明日だ。 ifくんが来るから、一人で終わりの時を迎えなくていいんだと思うと安心できた。 この一年でここまでifくんを好きになったんだと思うと感慨深いなぁ。
・・・正直言うと、怖い。 まだ、死ぬなんて実感が湧いていなくて。 怖いよカタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ ifくん!
4月2日 バイバイ(ヾ(´・ω・`) 私の愛した世界。 ifくん。 瑠璃。
ifの日記
4月1日 俺は、無彩病らしい。 今まで親の望むまま、成績優秀に過ごしていたけど、 もう、そんな必要はないのだ。 俺の生きたいように生きよう。 俺の世界から、全ての色が消えても絶望しないように。
4月8日 普通コースに編入した。 とっても可愛い女の子がいて、一目惚れしたので 駄目元で告白したら、まさかのOKが貰えてびっくりしたd(ŐдŐ๑)
4月9日 桜の友達の瑠璃に付き合ってることがバレた時に、 瑠璃がものすごく罵っていてだいぶ驚いた。 放課後、桜が瑠璃に叩かれていて、何とか助けれて本当に良かったと思った。
6月8日 瑠璃に呼び出された桜が心配で影で様子を伺っていたが、 まさか瑠璃が俺の事を好きだったとは知らず驚いた。
3月31日 桜から珍しく電話がかかってきて喜んで出たが それは嬉しい内容ではなかった。 桜も無彩病だと知って驚いたが、 俺の一日後なんだと知って、何とか一日だけ持ってほしいと 願い続けた。
4月2日 俺は、誕生日を迎えることができた。 祝ってもらえて幸せだった。 桜がこの日記を見ることはない。 でも、言っておくな。 桜、俺と出会ってくれて、恋をしてくれて本当に本当にありがとう(* .ˬ.)" いつまでも大好きだよ(*^^*)
バイバイ(ヾ(´・ω・`) ないこたん りうら 初兎 いむ ごめんな。何も言わずに死んで。
ティア
ティア
ティア
ティア
ティア