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6 - リクエスト:湊さんシンの誕生日にダブルベッドを買う

♥

53

2024年03月18日

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kumazuki

今回はリクエスト:湊さんシンの誕生日にダブルベッドを買うです。

kumazuki

作者による変更点
その1
ダブルベッド→クイーンベッド
ダブルベッドで大人二人はやっぱり狭いのではと思ったので。
ダブルベッドにこだわりがあったらごめんなさいm(__)m
その2
購入理由も若干変更させていただきました。
なので湊さんがシンのために新しいベッドを買うというお話になっています。

kumazuki

なかなかうまくまとめることができず時間かかってしまいましたが

kumazuki

楽しんでもらえると嬉しいです。

ある日の夕食中

湊さん

なぁシン、来週の土曜空いてるか?

シン

はい。特に予定はありません。

湊さん

……じゃあ、俺の買い物に付き合ってくれるか?

シン

もちろんです、湊さん!

湊さん

家具を買い替えようと思ってんだけど。

湊さん

……お前も使うことになると思うから

湊さん

お前の意見も聞きたいんだよ。

シン

分かりました。

シン

……でも家具って何を買い替えるんですか?

湊さん

……それは当日まで秘密な。

湊さん

(……言えば、こいつ反対するだろうからな)

シン

……何で教えてくれないんですか。

湊さん

せ、せっかくなら楽しみがあったほうがいいだろ?

湊さん

(……少し苦しいか。)

シン

……湊さんがそういうなら。

シン

……そういうことにしておきます。

そして迎えた土曜日

シン

……俺、湊さんとデートできるのは

シン

……嬉しいんですけど。

シン

……ダブルベッドなんていらないです。

湊さん

……お前のじゃねぇよ。

湊さん

俺のベッドを買い替えるんだ。

そう

俺たちは今

近場のデパートの寝具売り場に来ている

シン

それこそ必要ありません!

シン

ダブルベッドなんか買ったら、

シン

あんたを抱きしめて眠る口実が

シン

なくなるじゃないですか!

湊さん

だからだよ!

湊さん

……お前最近、俺が眠った後に

湊さん

俺のベッドに毎晩のように潜り込んできやがって

湊さん

(こいつ学年が上がってから研修やら学会やらで)

湊さん

(かなり忙しくなって帰りが遅くなることも増えた)

湊さん

(夜遅くに帰ってきたかと思えば、)

湊さん

(朝早く出かけていくこともあるのに)

湊さん

今のベッドじゃ男2人が寝るには狭すぎんだよ。

湊さん

(……狭いベッドじゃ、お前の疲れもとれねぇだろ)

湊さん

湊さんが快眠ライフを送るためには

湊さん

どうしてもダブルベッドが必要なんです!

湊さん

アラサーになるとしっかり寝ないと

湊さん

疲れが取れねぇの。

湊さん

まぁ、お前が自分の部屋で寝てくれるんなら

湊さん

買い替える必要もないんだけどな。

シン

……。(ムスッ)

シン

……必要です、ダブルベッド。

湊さん

じゃあ、どんなのがいいとかあるか。

シン

……湊さんは2人で寝た時に

シン

今より寝心地のいいベッドを探してるわけですよね?

湊さん

……まぁ、そうだな。

シン

それって実際に寝てみないと

シン

分からないんじゃないですか?

湊さん

……じゃあ、とりあえず

湊さん

……あのダブルベッドに寝てみるか。
(1つのベッドを指さしながら)

シン

はい、湊さん。

ドサッ

湊さん

うーん。ダブルベッドって以外と狭いんだな。

シン

湊さんが今使ってるベッドよりは広いと思いますけど。

湊さん

……寝返りも打ちづらいし、(ごろごろ)

湊さん

……!?(……近っ)

ギュッ

シン

……俺はこれでもいいですけど。

湊さん

ちょっ、何してんだ。お前(シンを引きはがす)

シン

……。(にこにこ)

湊さん

……お、俺はもう少し広いほうがいい。(目をそらす)

シン

それじゃあ、

シン

……あのベッド試してみますか?
(ワンサイズ大きいベッドを指さす)

湊さん

……あぁ。

それから

俺たちはいくつかの

ベッドの寝心地を試して

シン

……気にいるのが見つかってよかったですね。

湊さん

ありがとな、今日は付き合ってくれて。

シン

いえ、久しぶりに湊さんと一緒に出かけられて

シン

俺も楽しかったです。

湊さん

それじゃあ、

湊さん

用も済んだことだし、帰るか。

湊さん

今日はお前の誕生日だからな。

湊さん

湊さんが何でも好きなもん作ってやるよ。

シン

やったッ!俺、ハンバーグが食べたいです。

湊さん

クスッ

湊さん

お前、ほんと好きだよな

湊さん

ハンバーグ。

湊さん

分かった。腕によりをかけて作るから

湊さん

楽しみにしててくれ。

湊さん夕食準備中

湊さん

~~~~♪

湊さん

(今日はチーズインハンバーグにするか。)

湊さん

(……ソースは何にしよう?)

湊さん

(やっぱり王道のデミグラスソースかな。)

湊さん

(……でも、)

湊さん

(さっぱりした和風ソースも捨てがたいな。)

湊さん

(今日は特別な日だしどっちも作るか。)

それから

湊さん

シン、ハンバーグできたぞ。

湊さん

冷めないうちに食おう。

シン

はい、湊さん。

湊さん

いただきます。

シン

いただきます。

シン

このハンバーグ、中にチーズが入ってるんですね。

シン

すごくおいしいです。

湊さん

気に入ってもらえたならよかったよ。

夕食後

湊さん

シン、誕生日おめでとう!

湊さん

……これ、誕生日プレゼント。

シン

……アルバムですか?

湊さん

……前に子供の頃の写真が見たいって言ってたから。

湊さん

……お前と再会する前の俺の写真を

湊さん

集めてアルバムにしたんだ。

シン

今見てもいいですか?

湊さん

あぁ、いいぞ。

パラパラ

シン

……。

湊さん

(……やっぱり他のもののほうがよかったか。)

湊さん

(……いくらこいつが俺のことを好きでも)

湊さん

(自分の子供の頃の写真を張ったアルバムを贈るなんて)

湊さん

(……痛すぎるだろ、俺)

湊さん

……ごめん。こんなものプレゼントされても

湊さん

……嬉しくないよな。

湊さん

……これはなかったことに。
(アルバムを取り戻そうと手を伸ばす)

シン

嫌です!

シン

これはもう、俺が貰ったんですから

シン

俺のものです。(アルバムを両手で大事そうに抱える)

湊さん

……じゃあ、何でなにも言ってくれなかったんだ。

湊さん

……嬉しくなかったからじゃないのか。

シン

そんなわけないじゃないですか!

シン

すごく嬉しいです。

シン

……ただ、

湊さん

……ただ?

シン

……子供の頃の湊さんが

シン

……あまりに可愛すぎて。

シン

この世のものとは思えないほどの

シン

この可愛さを表現できる言葉を

シン

探していたんです。(愛おし気に写真をなでる)

シン

……でもどんな言葉を並べたてても

シン

……表現できそうになくて。

シン

……それで

湊さん

……はぁ

湊さん

……お前はほんと大げさなやつだな。

シン

……もちろん、

シン

今も可愛いですけど。(湊さんの頬に触れる)

湊さん

……はいはい、ありがとな。

シン

……それに

シン

子供相手じゃできないことも

シン

……大人の湊さんとなら、できますし
(耳元で囁きながら、服も中に手を伸ばす)

チュッ

湊さん

お、おいっ!

シン

……だから、

シン

俺は今の湊さんのほうが好きですよ。

ギュッ

シン

……ねぇ、湊さん

シン

……ベッドに行きましょう?

湊さん

はぁ?いきなり何言ってんだ。

シン

……今日買ったベッド、

シン

まだ試してないことがあるじゃないですか。

湊さん

……試してないこと?

シン

……使い心地

シン

お店では試せませんでしたから。

湊さん

ば、ばか。そんなこと試せるわけねぇだろ!

シン

……でも今は

俺は湊さんを押し倒して

シン

2人っきりですし

シン

しかも

シン

今日は俺の誕生日で

シン

……何でも好きなもん食わせてくれるんでしょう?
(湊さんの唇を親指でなでる)

湊さん

そ、それは食いもんの話で

シン

あんたは全身どこもかしこも甘くて

チュッ

チュッ

チュッ

湊さん

……ッ!

シン

……俺の大好物です。

シン

……ねぇ、食わせて。(欲情した表情で湊さんの頬に触れる)

湊さん

(……そんな表情で見つめてくんじゃねぇ。)

湊さん

(……いつもいつも、ずるいんだよお前は。)

湊さん

(……だめなんて言えるわけねぇだろ。)

湊さん

……ここじゃ、やだ。(そっぽを向く)

シン

じゃあ、ベッド行きましょう。(湊さんの手を引っ張る)

湊さん

……あぁ。

ー寝室にてー

湊さん

あっ……ぁ、……あァ゙ッ

シン

……かわいい、湊さん

シン

……大好き

チュッ

ー翌朝ー

湊さん

……んっ

シン

……おはようございます、湊さん。

湊さん

……ぉはよう、シン。

湊さん

……てか近すぎんだよ(シンに背を向ける)

湊さん

(……せっかくクイーンベッドに買い替えたのに)

湊さん

(……これじゃ意味ねぇだろうが!)

湊さん

……ベッド広いんだから、くっつく必要ねぇだろ

ギュッ

シン

嫌です。俺はもっと湊さんとくっついていたいんです。

湊さん

……はなせ

シン

嫌です。

湊さんを抱きしめる腕に力を込める

湊さん

……お前、今日も大学だろ。

湊さん

……準備しなくていいのか。

シン

……もう少しだけ、このままでいさせてください。

湊さん

……少しだけだからな。

シン

……はい。

チュッ

湊さん

……ンッ!

シン

……そんな可愛い声出さないでください。

シン

もっと触れていたくなるじゃないですか。

湊さん

お前のせいだろうが、ばか。

シン

……好きですよ、湊さん。

湊さん

も、もういいだろ。腹減った。

シン

……分かりました。準備しますから。

結局ベッドを買い替えても

今までと変わっていないことに

数日後に気づく湊さんなのでした。

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