モブ
先生
モブ
数人の泣き声が教室に響き渡った
由依ちゃんが死んだ
どうして由依ちゃんは死んだのだろう
今日は舞彩ちゃんも未菜ちゃんも休みのようだ
どうして死んだのかも気になるが、私にはやるべきことがあった
麗に謝ろう
どんな理由があってもいじめていい理由なんてないはずだ
私は麗の机に「放課後屋上に来て下さい」とだけ書いた手紙を入れた
放課後
麗
美華
麗
麗
美華
私は深呼吸をして
美華
美華
麗に謝った。 心の底から謝った
麗
麗
麗は許してくれた。 あんなにひどいことをした私を
とても嬉しかった。 改めて麗は優しいと思った
麗を怖いと思った私はバカだった
麗
美華
麗
麗は当たり前のことを聞いてきた
美華
美華
麗
麗はそういって私にだきついてきた。
麗
美華
麗
美華
美華
麗
麗
麗
麗
美華
聞き間違えたのか?
美華
麗
麗
麗は笑いながら言った
私は急に背筋がゾッとして麗から離れようとした
だけど麗の抱きつく力が強くて離れられない
麗
美華
恐る恐る聞いてみた
麗
麗
麗の様子だと言ってることは本当のようだ
美華
麗
美華
麗
美華
麗
美華
麗
狂ってる
美華
麗
今すぐ逃げ出したい。 だけど麗が離してくれなかった
麗
麗
麗
美華
麗が柵のないところまで押してくる
美華
麗
すごい力で麗から離れることができない
とうとう、落ちる寸前のところまできてしまった
美華
美華
美華
麗
麗
麗
美華
麗が離れられないまま屋上からまっ逆さまに落ちてしまった