宿無しだったことがある
ロクデナシのところに転がり込んで
今日は来ていいとか
今日は来ないでとか
ふらふら ふらふら
根なし草みたいな
そんな日々
昔っから
糸の切れた風船
だとか
鉄砲玉
だとか
言われ続けたけど
こんなことになるとはね…
トランクルームに荷物預けて
時には
カラオケルーム
ネットカフェ
途方にくれながら
夜を明かした
だから知ってる
帰る家がある
これがどんなに幸せか
暖かい布団で眠れる
これがどんなに贅沢か
夜ご飯なんにしようか?
こんな会話に
瞳が潤む
潤むんだ
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