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あの日から3日ほどが経った
変わらずシュウとなおこは隙さえあれば とことん悪態をついてくる
たかととは、少しだけ、普通に話せるようになった
それでも、まだ少し気まずい空気が流れている
たかと
みらい
たかと
たかとの言葉に促されるように外を見た
一面に広がる雪景色
年末は随分と冷え込んでいる
みらい
たかと
なおこ
束の間のちょっとした会話もなおこの声で遮られる
みらい
なおこ
たかと
なおこ
たかと
みらい
いつまで続くのだろう
強く心で思った
でも、前と変わったことがある
それは、私の心だ
前は何も考えられなかった
考えたくなかった
考えるのが辛かったから。
でも今は
前を向きたい
そうやって思う
実の母に捨てられた時も、
川で死のうとした時も
りょうの家族と出会ったばかりの頃も
ずっと
どうやって死のうか、とだけ考えていた
でも、今は違う
前を向いてる
何かが変わりそうな気がしたから
変わりそうな気がするから
前を向ける
そんな苦しかった二学期ももう終わる
やっと冬休みに入ったのだ
みらい
なおこ
みらい
シュウ
みらい
なおこ
なおこ
みらい
うるさい
ああ
早くりょうたちの元へ行きたい
美味しいご飯が食べたい
暖かいコタツに入りたい
りょうの家族と談笑するんだ
なおこ
シュウ
シュウ
おそらく、りょうのことだ
みらい
シュウ
なおこ
なおこ
なおこ
シュウ
シュウ
シュウ
なおこ
そういうとなおこは私の手にしてたカバンを横取り カバンの中に向かって大袈裟に吐くふりをした
なおこ
なおこ
みらい
シュウ
シュウ
みらい
シュウ
シュウ
シュウは大きく拳を振り上げた
今日はとことん着いてない
どうしてこんなにも学校では居場所がないのか
拳と私の顔の距離はもう数cm
目をつぶって反射的に手でガードしようとしたが
鈍い音と衝撃は私を狙った
みらい
みらい
なおこ
なおこ
なおこ
シュウ
みらい
なおこ
なおこ
みらい
シュウ
みらい
たかと
みらい
なおこ
たかと
たかと
シュウ
シュウ
たかと
たかと
たかと
なおこ
なおこ
シュウ
みらい
たかと
シュウ
そういうとシュウとなおこは 私たち2人を強引に引っ張った
みらい
シュウ
たかと
なおこ
シュウ
なおこ
みらい
りょう…
たすけて…
りょう、ここにいるの
ここにいるから
助けてよ
どこに居ても助けてくれるんでしょう?
りょう、、
助けてよぉ!!
たかと
みらい
たかと
みらい
シュウ
なおこ
なおこ
たかとは私を連れて走ってその場から逃げた
シュウ
なおこ
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
みらい
たかと
たかと
たかと
たかと
みらい
そんな会話をしながらもたかとは走り続けた
みらい
みらい
たかと
たかと
みらい
たかと
シュウ
たかと
たかとがもう一度私を連れて走り出そうとした時
ドンッ
たかと
みらい
大きな何かにぶつかったと思い、見上げると
りょう
たかと
なおこ
シュウ
なおこ
りょう
みらい
たかと
なおこ
シュウ
たかと
みらい
りょう
シュウ
シュウ
なおこ
なおこ
みらい
りょう
りょう
なおこ
たかと
シュウ
りょう
みらい
どうして
どうしてこんなにも複雑なんだろう
シュウ
りょう
シュウ
シュウ
みらい
なおこ
みらい
りょう
りょうの声はめずらしく低かった
りょう
シュウ
りょう
なおこ
シュウ
りょうの目は涙ぐんでいた
みらい
りょう
りょう
なおこ
シュウ
シュウ
シュウはりょうに向かっても蹴りを入れようと 足を大きくあげる
りょうは空手で培った力でそれを上手く交わした
シュウ
りょう
みらい
みらい
たかと
りょう
たかと
なおこ
シュウ
たかと
りょう
りょう
たかと
たかと
りょう
みらい
そういうとさっきドラッグストアで買ってきた消毒と絆創膏を使って手当てをしてくれた
みらい
りょう
たかと
たかと
たかと
たかと
みらい
りょう
たかと
りょう
たかと
みらい
りょう
たかと
たかと
たかと
たかと
みらい
たかと
たかと
たかと
みらい
たかと
りょう
たかと
りょう
たかと
りょう
みらい
たかと
たかと
たかと
りょう
たかと
みらい
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
りょう
みらい
たかと
たかと
りょう
りょうの父は稽古、母は仕事で家には居なかった
静かな空間に2人は沈黙でいる
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
家族みたいな存在
りょうの表現は何も間違ってないと思う
それでも
どうしてこんなにも複雑なんだろう
りょう
りょう
みらい
2人のぎこちない会話がやたらと部屋に響く
みらい
りょう
みらい
だめだ
本当に
気まずい
りょうの母
りょうの父
りょうの父
りょうの母
りょう
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの父
りょうの父
りょうの父
みらい
りょう
りょうの母
りょうの母
りょうの父
りょうの母
みらい
りょう
みらい
みらい
りょうの母
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
りょう
みらい
りょう
みらい
最後まで気まずい空気が流れていた
でも
幸せだし、明日がすごく楽しみだった
小鳥のなく声で
いや、
自然と…目が覚めた
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
みらい
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
みらい
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの父
りょうの母
りょうの母
りょうの父
りょうの父
みらい
りょうの父
りょうの母親が言ったことの意味は分からなかった
何か重要な事だと思う
でも、深堀りはしたくなくて
それ以上追求はしなかった