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俺の存在価値

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俺の存在価値

4 - ごめんなさい。

♥

778

2022年09月06日

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気づいたら書類を配って 一週間。

書類を終わらすために 食事もその他も断った

みんな、呆れてもうこの辺りに なると声を誰1人かけに きてくれへんかった

嫌われたくなかっただけやのに、 嫌われてもうたかも知れんw

そんなことを片隅に 思う

tn

おわった…んかな

声が掠れる

tn

どうしよ。時間かかっちゃったし、
怒られるんかなぁ…

tn

tn

tn

いやや、、

tn

嫌やけど、しょうがないよね…

皆、書類はグルさんに 渡してるらしい

もう、ええのかも、

書類もやった、誰も俺を 見てくれなくなった、 グルさんに全部任せれば 他の人を雇ってくれれば…

tn

どうしよ…

溜まった書類を見る

tn

渡しにいかな…

脳がもう動かない

tn

持てるかな…?

tn

こんなに

椅子に手をかけ、 俺は立った

ゴンッ

鈍い音がする

どうやら崩れ落ちたようだった

tn

あたま…痛っ

崩れ落ちた衝撃で足や腕が見える

tn

…あれ?

そこにはボロボロになった腕と足が 見えていた

引っ掻き傷、切り傷 色々

tn

また、、やってもうたなぁ…

頭からは血、腕と足は ボロボロ

まるで、誰かに 傷つけられたみたいだった

tn

とりあえず…立たないと、

書類も何とか全部持った

立ち上がらないとと、立ち上がる。 フラっと また体が揺れたが 何とか持ちこたえた

tn

よっと…

体がフラフラで歩き方も 変だが 総統室へと向かった

tn

前、よう見えへん…

目がくらみまくる

フラフラが止まらんし

何なら手が震えとった

まっすぐ歩こう それだけを意識して歩いた

総統室の前まで何とか着く

軽くノックをする

コンコンっ

em

はい、どーぞ

聞こえたのが違う声に気づかず、 中に入る

tn

…書類をおわらせたので、渡しに…

em

私、グルッペンではありませんが…

言葉を遮るように冷静に返ってくる

tn

…あぇ?

目の前にいたのは エミさんやった

俺、気づけんかった

tn

エミさん…?

em

はい、エーミールです

em

それで、、書類ですかね?

冷たく見るエミさんについ ビクッとする

tn

あ、、はい

震える声、呼吸

em

…貸してもらえますか?

手を差し出すエミさんに そっと書類を乗せると エミさんは確認を始めた

em

…あの、あなたがいない間、私ずっとグルッペンの側に付いていたんですが…

em

書記長さんが何をされていたのですか?仕事ほったらかして

エミさんが怒っとる… 声が冷たかった

息が苦しくなる

人に会うのってこんなに怖かったっけ?

仲間に怒られるのがこんなに 苦しかったっけ?

そんなこと考えてるうちに どんどん息が出来なくなっていく

tn

ハァハァ…ごめっ…エミ…さんっ

ガクッと足が落ちる

跪いた状態

息ってどうするんやっけ?あれ? 俺、こんなこともできないの…? ダメな子や

tn

ゲホッゴホッ…ハァ…ガッ

tn

ごめっ…ハァ…ヒューヒュー…ゲホッゲホッ…ガッ

tn

ごめっんなさあ…ヒューヒュー…ゲホッゲホッ

em

ちょ!?

エミさんの手が 肩に触れる。

それすら怖かった

tn

ごめっ…ゆる…ゲホッゲホッヒューヒュー

tn

して…ゲホッヒューヒュー

em

何を言ってるんですか?!

em

しっかりしてください!

em

息、私の呼吸と合わせて!

エミさんが必死に声をかけて 呼吸を落ち着かせようとしてくる

em

スーッハーッ、吸って吐いて

エミさんが必死になって 震える手を繋ぐ

tn

ッスーハッーゲホッゲホッ

エミさんを見て呼吸を する

怖かったけど、握ってくれる手は 緊張を少し和らげてくれた気がした

tn

ハァハァスーッハーッスーッハーッ

tn

ゲホッ、スーッハーッ

息がだんだんできるように なってくる

tn

も、もうだいじょーぶや…ゲホッゴホッ

エミさんに伝えるも エミさんは手を放さんかった

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