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みかんじゃむ
おはよ
みかんじゃむ
なんか今日バスに乗ってたらフランス語聞こえて来てさ
みかんじゃむ
男女で話してた
みかんじゃむ
まぁ殆ど分からんかったんだけど()
みかんじゃむ
一語だけ聞き取れて、其処から妄想が膨らんだので衝動書きしちゃいました☆
みかんじゃむ
早速始めて行きましょうか
みかんじゃむ
注意！
※BL ※中太 ※甘々 ※日本語訳書くのめんどい ※時間軸22歳 ※付き合ってる
みかんじゃむ
では、どうぞ！
秋晴れの空を眺めて、ほぅっ、と溜息を落とす人影。
中原 中也
Automne…
紅葉が綺麗だ。 空気は冷たく、既に冬の様だが。
落ち葉や銀杏、松毬等で彩られた地面も、秋の終盤に差し掛かって居る事を告げて居た。
太宰 治
げっ
ふと、聞き慣れた声が耳に入って来た。
中原 中也
手前ェ…
中原 中也
何っで此処に！
太宰 治
中也こそ！
声を張り上げる双方。
太宰は半眼になり、溜息を吐いた。
先刻の中也の其れとは意図が違う事は明確だ。
太宰 治
Wirklich, du irritierst einem.
中原 中也
あ？
太宰 治
Sono piccola.
中原 中也
手前、取り敢えず悪口云ってる事は伝わってんぞ…
太宰 治
No me gusta tu ira inmediata.
次々に言葉を紡いで行く太宰。
イントネーションや発音から、全てが違う言語だと云う事は辛うじて分かった。
中原 中也
なんて云ってんだよ…手前…
太宰 治
中也未だに英語しか出来ないの？幹部様の癖に笑えるねぇ
太宰 治
最初のはドイツ語、君はイライラさせるのが上手いって
太宰 治
次がイタリア語
太宰 治
チビだし、って云った
太宰 治
最後はスペイン語…直ぐ怒る所が嫌い
中原 中也
あぁ！？青鯖が…良い加減にっ
太宰 治
…Uma mentira…
中原 中也
は？
少しだけ、太宰の様子が変わった気がした。
太宰 治
…Мне это очень нравится
中原 中也
…教えろよ
太宰 治
教えるわけないでしょ、最低最悪の悪口なんだから
中原 中也
尚更教えろって＿＿
太宰 治
Je t'aime…
中原 中也
っ…
知って居る言語が耳に入る。
中也でも聞き取れた。
中原 中也
（知らなかったのかよ…）
中也は顔に熱が集まるのを感じ乍ら、中也は笑んだ。
中原 中也
フランス語で、『愛してるよ』
中原 中也
だろ？
太宰 治
っ！？何でっ！
中原 中也
はっ、ダセェな
太宰は真逆伝わるとは思って居なかった様で、一気に赤面する。
中原 中也
Je t'aime mon amour.
太宰 治
なっ…
飛び出た気障な台詞に、太宰は羞恥で泣きそうになる。
太宰 治
…っ、Stupide ! Criquet de palourdes ! Frappez-vous la tête et oubliez-le !
中原 中也
Tu es un idiot, ton visage est tout rouge, n'est-ce pas ?
太宰 治
私は馬鹿じゃないっ！
中原 中也
云ってろ…今日の夜、空いてるよな？
太宰 治
っ、行けば良いんでしょ…
そう云うと、さっさと踵を返して歩き出す太宰。
声が聞こえなくなった辺りでぼそりと呟く。
太宰 治
…Avec plaisir…
内心の期待を悟られて居ないか心配な太宰であった…。
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