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―科学王国・作戦会議室(ある日)―
千空
千空の声が静かに響いた。
大航海計画の準備が整い、いよいよ“旧アメリカ大陸”へ渡るタイミングが来ていた。
その横で、地図を見つめるリアの瞳が少し揺れる。
Lia・Houston
ゲンが少し心配そうに聞く。
ゲン
Lia・Houston
リアは即答した。
Lia・Houston
―出航前夜・海辺の小屋の屋上―
クロムと羽京が荷物の整理を終え、千空とゲンが航海の最終確認をしている頃。 リアはひとり、海を見ていた。
夜風に髪をなびかせながら、静かに海を見つめるその表情は、どこか覚悟に満ちていた。
Lia・Houston
Lia・Houston
Lia・Houston
Lia・Houston
リアはそう小さく呟くと、懐から小さな銀の弾丸を取り出した。 かつて、自分が作った“最初の銃弾”。
Lia・Houston
Lia・Houston
その瞬間、背後から千空の声が届く。
千空
リアは少し驚いたように振り返り、口角を上げる。
Lia・Houston
千空
ふたりは静かに笑った。
―翌朝・船上
出航の汽笛が鳴り響く。 大海原へ向けて、ペルセウス号が静かに動き出す。
甲板の上、リアは風を受けながらつぶやいた。
Lia・Houston
その横で、羽京が微笑む。
羽京
リアは軽く頷いた。
そして、大西洋の先——いるかも分からない“あの人たち”が待つアメリカ大陸へ。
運命の歯車が、再び大きく動き始めた。