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レイ

......。

タミヤ

.......。

突然だが、レイはタミヤの家にお泊まりしている。

というのも、地下が雨によって水浸しになり、レイの部屋までかなり濡れてしまったのだ。

一晩もあれば、水は引くだろうとの事だが、レイが一晩過ごす場所がなく、

ゼラの苦渋の決断の結果、現在妹が修学旅行中のタミヤの家に一晩泊めてもらうことになった。

さらに、タミヤの親も旅行ときた。

レイ

......(眠れない)

タミヤとタマコちゃんの2段ベッドを使っているレイ。なんと、タマコちゃんのベッドはサイズがぴったりである。

レイ

....ん、....

レイがなんとなく寝返りをうった時。上のベッドで寝ているはずのタミヤの顔半分がこっちをみていた。

何のホラー映画やねん。と叫びたくなるぐらい、めちゃくちゃびっくりした。

レイ

.....な、何?

タミヤ

ん~?別に...

レイ

何もないなら、変な覗きかたしないで.....めちゃくちゃびっくりしたから...

タミヤ

(っていうわりには無表情なんだよな....)

レイ

もう....

レイは布団を少し引っ張り、タミヤの怖い視線を遮った。しかし、

タミヤは顔を覗かせたまま、レイの顔が見える位置までそのまま平行移動した。

だから、怖いて。

レイ

......それ、タマコちゃんにもやってないよね?

タミヤ

やったら、ギャン泣きして嫌われる

レイ

だよね?....そのタミヤが想像したタマコちゃんと今、同じ気持ちなんだけど.....

タミヤ

え、やだ。

レイ

私がいやだ....

タミヤ

じゃあ、一緒に寝ようぜ。

レイ

やだ。

タミヤ

やだじゃない。

レイ

狭いって......

レイ

それに、タミヤと2人で寝たら、ベッド壊れる.....

タミヤ

壊れねーし、レイ軽いから

レイ

怖いからいや....

タミヤ

わかった、じゃあさ

タミヤ

俺がそっちいくわ。

レイ

なーんで?....

タミヤ

カネダと寝て、俺とは寝てくれないのは不公平だろ?

レイ

言い方....

レイ

添い寝って言って....

タミヤ

いっしょ、いっしょ。

レイ

一緒じゃない....

レイ

やめて、誤解が生まれる....

タミヤ

え?子供生んでくれるって?

レイ

言ってないし、生まないし、産めない.....

タミヤ

はい、一緒に寝るぞ~

レイ

聞いてないし.....

自分のベッドから降りて、枕を持ち、侵入してくるタミヤ。

レイ

....もう

タミヤ

ん~、タマコとは別の香りがする

レイ

だって、私....タマコちゃんじゃないもん。

タミヤ

レイはレイ。だもんな....

タミヤの大きな手がレイの髪をすうっと通った。

タミヤ

....睡魔がきた

レイ

うん....私も

さっきまでお互いに眠れなかったのだが、何故か急に睡魔、眠気がきた。

布団ではなく、タミヤに包まれるようにして寝にはいるレイ。

タミヤ

おやすみ、レイ...

レイ

おやすみ、タミヤ...

タミヤは目を閉じたレイの額に口づけ自分も眠りに入った。

レイ

.....😴

タミヤ

😴

お互いの温もりを感じて、夢の中へ

おやすみなさい。

短編集!皆DEもっと光クラブ★

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