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神山高校の校門前
行き交う生徒たちの喧騒の中、まふゆは周囲に溶け込むように佇みながら、約束の人物を待っていた
まふゆ
まふゆ
冬弥
まふゆ
冬弥
人混みを掻き分けて現れた冬弥は、申し訳なさそうに頭を下げた
まふゆ
まふゆ
まふゆの顔に、いつもの、誰もが「優しい優等生」と信じて疑わない仮面の笑みが浮かぶ
まふゆ
二人は並んで、静かな道へと歩みを進める
まふゆ
まふゆ
まふゆ
冬弥は痛ましそうに視線を落とし、重い口を開いた
冬弥
冬弥
まふゆ
冬弥の言葉に、まふゆは息を詰まらせる
冬弥
冬弥は直近の彰人の様子を話し始める
冬弥
冬弥が声をかけるが、彰人はフードを深く被ったまま、視線すら合わせない
彰人
彰人
冬弥
彰人
彰人
突き放す言葉とは裏腹に、彰人の声は震えていた
冬弥
冬弥
冬弥
まふゆ
まふゆは歩みを止め、冬弥を真っ直ぐに見つめた
冬弥
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
冬弥
冬弥は一瞬、縋るような目をしたが、すぐに小さく首を振った
冬弥
まふゆ
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
まふゆ
冬弥
その瞬間、冬弥の手首を、まふゆの手が強く掴んでいた
まふゆ
冬弥
その声からは、今まで纏っていた優しさも、生温かい演技の色も、完全に消え失せていた
まふゆ
まふゆ
まふゆ
冬弥
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆの叫びは、無表情でありながらも、胸の奥底にある「大切な場所を壊したくない」という悲痛な飢餓感そのものだった
まふゆ
ハッと我に返ったように、まふゆは冬弥の手首を離した
まふゆ
まふゆ
まふゆはそれだけ言い残すと、冬弥に背を向け、夕闇に溶けるように去っていった
冬弥は、まふゆに握られていた自分の手首をじっと見つめていた
赤く跡が残るほどに強く握られたそこには、まふゆの冷たい体温と、それとは裏腹な、痛いほどの「願い」がまだ確かに残っていた
冬弥
冬弥の自室
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥はヘッドホンをはめる
彰人が大切にしている夜を知るために
冬弥は「星降る夜に、ナイトコードで。」の曲を流し始めた