好きになってしまった人は諦められない。
だけど、教師として生徒に恋してしまうのは
絶対にダメなことだ。
わかっている。
でも、やっぱり…
宮森悠太
(はー…)
宮森悠太
(なんか進展させたいよなぁ…)
宮森悠太
(うーんどうすれば…)
生徒A
おーい!お前どうやって告ったんだよw
生徒B
あー
生徒B
下駄箱にさ、手紙入れたんだ
生徒B
何時にどこにきてくださいってw
生徒B
そんで告った笑笑
生徒A
くそーw
生徒A
それでリア充かw
生徒B
黙れよw
宮森悠太
(…それだ!)
宮森悠太
(うん!行ける!)
宮森悠太
(下駄箱に手紙入れておこう!)
次の日
宮森悠太
(書いてきた…)
宮森悠太
(俺、我ながら小学生みたいなことしてんなw)
宮森悠太
(てか教師の俺が生徒たちの下駄箱ウロウロして、)
宮森悠太
(手紙入れてるとこでも見られたら…)
宮森悠太
(…人生の終わりだなw)
宮森悠太
(気をつけて、さっさと終わらせよう。)
宮森悠太
(えーっと、松崎さんの下駄箱は…)
宮森悠太
(ここだ!)
宮森悠太
(よし、入れたぞ!)
大谷秀矢
先生…?
大谷秀矢
なにやってるんですか?
宮森悠太
…っっ!
宮森悠太
(やばいやばい)
宮森悠太
お、おう、大谷君…
大谷秀矢
先生なんか今下駄箱にいれませんでした?
宮森悠太
い、いやいやそんなこと!
大谷秀矢
見せてください
宮森悠太
あ…
大谷秀矢
…あった
大谷秀矢
これは…松崎の下駄箱…?
大谷秀矢
先生なんで手紙なんか…?
宮森悠太
そ、それは!
宮森悠太
い、いいんだよ!
宮森悠太
個人情報漏れるし!
大谷秀矢
…なんか隠してますよね?
宮森悠太
(どうしよう)
宮森悠太
(バレる…)
宮森悠太
(と、いうか頭の良い学級委員の大谷君なら…)
宮森悠太
(もう…気づかれてる…かもしれない)
大谷秀矢
先生
大谷秀矢
単刀直入に聞きますけど、
大谷秀矢
先生ってもしかして松崎のこと好きなんですか?
宮森悠太
…
大谷秀矢
正直に答えてください
宮森悠太
…その通りだよ
宮森悠太
これは、松崎さんを呼び出すための手紙
大谷秀矢
…そうなんですか
宮森悠太
お願いだ!このことは誰にも言わないで欲しい…
大谷秀矢
わかってますよ
大谷秀矢
言うつもりなんてありません
宮森悠太
…よかった
宮森悠太
…なぁ
宮森悠太
なんか松崎さんのことで知ってることとかある?
大谷秀矢
…松崎は
大谷秀矢
好きな人います
宮森悠太
それは、知ってた
大谷秀矢
誰だかも俺は知ってます
宮森悠太
…聞きたくないな
大谷秀矢
じゃあ言いません
大谷秀矢
でも松崎は、先生のことをいわゆる「教師」としか思ってないですよ、きっと
宮森悠太
だよな…
大谷秀矢
だったら、
大谷秀矢
真っ先に告白するんじゃなくて
大谷秀矢
仲を深めてから、
大谷秀矢
告白してみたらいいんじゃないですか?
宮森悠太
でも、それってどうすれば…
大谷秀矢
LINEすればいいんですよ
大谷秀矢
俺、松崎の持ってるんで
大谷秀矢
あげます
宮森悠太
なるほど…!
宮森悠太
それは…ありがとう
こうして俺は、松崎さんのLINEをGETして、
この恋を少しでも進展させることができた。
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