/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
一覧ページ
What doesn't change is the crushing feeling
第4話 - What doesn't change is the crushing feeling
70
2021年08月09日
シェアする/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
芽菜
私ジュース買ってくるね
光輝
俺カフェラテ！
海司
じゃあ俺コーラ！
陸
俺も！
芽菜
はー？
芽菜
仕方ないなぁ
ついでに飲み物を頼む3人に呆れながらも自販機へ向かう
階段を上がっているとやけにうるさい廊下
誰かどたどたと荒々しく階段を降りる足音が近づいてくる
高校生なんだから静かにしてよね…
なんて思ってるとうちの学校じゃない学ランを着た男の子が勢いよく階段を降りてきた
ドンッ
芽菜
きゃっ…！
男の子と肩がぶつかり、その衝撃で階段から足を踏み外してしまった
お、落ちる＿＿＿
芽菜
え？
衝撃に備えようと目を瞑ってたけどいつまでたっても身体に衝撃がない
目を開けると＿＿＿
竜
っ、悪い大丈夫か
学ランの男の子は私の腰に腕を回して階段から落ちないようにしてくれていた
竜
すげー勢いで降りてたのが悪かったんだな
なんだか、凄くヤンキー……
でも優しそう
芽菜
た、助けてくれてありがとう
竜
いや完全に俺が悪いわけだし
竜
怪我、してねーか？
芽菜
大丈夫……
竜
そうか
竜
俺、ここに転校してくることになった京極竜
竜
何かの縁だしまた会ったらよろしくな
芽菜
う、うんよろしく
光輝
芽菜！
芽菜
光輝！
光輝
遅いなと思って来てみたら……
光輝は京極竜と私の間に割って入った
光輝
お前誰？
光輝
芽菜に何かしたんじゃねーの？
竜
は？おめーこそ誰だよ急に
光輝
お前みたいなヤンキーがどうしてこの学校に？
竜
ここに転校すっから色んな手続きしてただけだ
光輝
は、転校？
光輝
まじかよ……
芽菜
こ、光輝あのね
光輝
ん？
芽菜
この人は階段に落ちそうになった私を助けてくれたの
竜
まぁ俺が悪いわけだし
光輝
そうだったんだ
光輝
芽菜を助けてくれてありがとな
芽菜
光輝……
竜
なに、お前ら付き合ってんの？
光輝
芽菜は俺の大事な幼馴染だよ
幼馴染、か
やっぱそうだよね
私ってほんと何回期待してるんだろ
竜
ふーん
竜
あ、そうだ
竜
兄貴探してんだった
竜
じゃあまた今度会ったらよろしくな
京極竜はそう言って走っていった
光輝
俺らも行くか
芽菜
あ、うん
光輝
飲み物貸して
芽菜
ありがと……
芽菜
もう暗いね~
光輝
そうだな
ギュッ
すると光輝が私の手を握った
芽菜
へ…！？
光輝
昔さ芽菜が暗いの怖くて泣いてただろ
芽菜
あー
芽菜
そう言えばあったね
光輝
その時さ俺が芽菜の手握ってたんだよな
芽菜
懐かしいな
光輝
俺らさ生まれた時からずっといるんだもんな
芽菜
なんかそう思うと気持ち悪いけど
光輝
なにが気持ち悪いだよ笑
光輝
それよりさ
光輝
あいつ、一応気を付けてよ
芽菜
あいつ？
光輝
京極竜
芽菜
光輝あの人のこと知ってるの？
光輝
ヤンキーで有名だよ
光輝
下町最強のヤンキー高玄武高専
芽菜
玄武高専……
光輝
京極尊人って言う兄貴と戦ってるらしい
芽菜
確かにヤンキーぽかったけど優しく見えたし……
光輝
何されるかわかんねーから
芽菜
ありがとね
光輝
おう
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
