青
(ただ1つの嘘で)
青
(こんな事になると思わなかった)
青
それでさ、まじであいつやばいねん笑
赤
やばいな笑
青
(大吾と今日は2人で仕事)
青
(今日の仕事はもう終わって)
青
(今は楽屋で他愛もない会話を)
青
(してたとき)
緑
丈くん
青
(声のする方へ顔を向けると)
青
(本来居るはずもない一人の男が)
青
(俺の名前を呼ぶ)
青
(そこは俺と同じ位の背丈で)
青
(顔の整った奴がいた)
緑
よっ大ちゃん
赤
おぉはっすんおはよはっすん来た所やし俺はそろそろ帰ろうかな
青
(そうして大吾はひらひら手を振り俺達に別れを告げると帰ってもうた)
青
で、どうしたん?
緑
どうしたんて、迎えに来たで
青
あっそ
緑
えぇ何その反応、俺達恋人やんかあ
緑
冷たない?
青
そんな事無い
青
いいからはよ帰んで
青
大橋運転して
緑
もー分かりましたよ
青
(そう言って大橋はハンドルに手を)
青
(かけ運転をし始めた)
青
(そうこいつが言った通り俺達は恋人や。)
青
(大橋は優しくて愛想も良いことから男女関係構わず人気。それは昔から一緒に居る俺が1番よう分かっとるそんな奴と何故俺が付き合っとんのか…まぁそんな事どうでもいいねんけど。今の時代そう珍しい事じゃないしな)
緑
何か考え事?
青
あーいや、大吾と遊ぶ約束してんけどさ
緑
へー大ちゃんと?
青
ん、そう
緑
最近仲良ええな
青
まぁね
青
(あ、そうやここで一発驚く嘘でもついたろうかな、あ。いつも完璧でいる大橋にはちょうどええわ)