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場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
彼は目を泳がせている。 辛い。今すぐ抱き締めたい。 でも、それはできない。
無理矢理 笑顔をつくって、 彼にそれを向ける。
澪葉
場地 圭介
私は今まで「ばいばい」と言ったことがなかった。決まって「またね」と言うようにしていた。
「またね」は次も会うための 約束だから。 付き合ったときに圭介と決めたことだった。
私は圭介には背を向け、早足でその場を去った。波の音が私に語りかける。 でも、これでいいんだ。と言い聞かせた。
だいぶ歩いて波打ち際まできた。 それでも、涙は乾くことなく溢れている。
澪葉
澪葉
澪葉
澪葉
澪葉
澪葉
いっそのこと、このまま海に身を沈めてしまおうかと思った。 でも、そんなことをしたら、また圭介が負担に感じてしまうかもしれない。
私は靴を脱ぎ、浅瀬を裸足で歩いた。 冷たい水と波の音が心地よい。
少し落ち着き、走馬灯のように圭介との日々が蘇ってくる。 一一一あれは去年の初夏だった。
澪葉
モブ1 3年
澪葉
モブ1 3年
ゾロゾロッ
モブ2 3年
モブ3 3年
モブ4 3年
モブ5 3年
モブ1 3年
澪葉
ガシッ(腕を掴まれる)
モブ1 3年
澪葉
私は思いっきり腕を振り払った。
モブ1 3年
モブ1 3年
モブ1 3年
モブ2 3年
澪葉
モブ3 3年
ボンッ(殴る)
澪葉
澪葉
モブ3 3年
澪葉
モブ3 3年
モブ4 3年
モブ5 3年
モブ2 3年
モブ1 3年
澪葉
モブ2 3年
モブ2 3年
私に襲いかかろうとしていた1人が、 急に倒れた。
モブ2 3年
モブ3 3年
モブ4 3年
モブ5 3年
次々に倒れていく。
場地 圭介
場地 圭介
モブ1 3年
場地 圭介
モブ1 3年
場地 圭介
モブ1 3年
モブ1 3年
ボゴッ
モブ1 3年
モブ1 3年
場地 圭介
私はぽかんとしていた。 年上の5人を1人であっという間に、、。まるで映画に登場するヒーローのようだった。
澪葉
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
澪葉
足に力が入らなかった。 見ると、小刻みに足が震えていた。
澪葉
場地 圭介
澪葉
彼が近くまできた。背が高かった。 顔を見上げる。
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
彼が私の前に屈んだ。 大きい背中だった。
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
彼はくるっと体の向きを変えた。 屈みながら、私と向き合う形になった
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
戸惑っていて、気が付くと彼に 抱っこされていた。 いわゆる、お姫様抱っこというやつだった。
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
彼は私を抱えながら小走りでアスファルトを駆ける。 夕焼けが真っ赤に私たちを照らす。 まるで、少女漫画のようだった。
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
ーーーーーーーー沈黙が流れる。
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
それから私達は、毎日一緒に帰るようになった。
私が、また襲われるかもしれないという理由で誘った。無論、口実だった。 しかし、彼は快く承諾してくれた。
ある夕立が来た帰り道だった。 彼から告白されたのは。
場地 圭介
澪葉
私達は、近くの公園の東屋で雨宿りをすることにした。
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
ポフッ(上着を投げる)
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
場地&澪葉
澪葉
場地 圭介
ズッ(澪葉に顔を近づける。)
場地 圭介
その一瞬、絶え間なく響いていた雨音が消えた気がした。周りの音が消えた気がした。
恥ずかしそうに目を逸らす彼と、 彼の髪から垂れる雫。そして、私に合わせて屈んだシャツから覗く、ごつっとした鎖骨。 顔が赤面していくのがわかる。
澪葉
澪葉
やっと言えた2文字。 心臓が歓声のかわりに大きく鳴る。
場地 圭介
場地 圭介
彼が八重歯を覗かせて笑う。 それにつられて私も笑った。
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
彼の唇がいきなり降ってきた。 驚いた。でも、心地よかった。暖かかった。
澪葉
場地 圭介
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
澪葉
場地 圭介
今度は酷く激しく唇が降ってきた。 ずっとこうしたかったのかもしれない。とても落ち着いた。
澪葉
場地 圭介
澪葉
澪葉
場地 圭介
そこから、幸せな日々が始まった。
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし