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場地 圭介

別れる、、、のか?

澪葉

そう、、だ、、よ。

澪葉

もう、無理な、、の。

場地 圭介

なんで、、、

場地 圭介

なんか、あるなら言えよ、、、

澪葉

圭介だって、、、言わ、、なかった、、でしょ、、、ぅぅ、、

澪葉

だから、もう、終わり、に、、しよ、、、

場地 圭介

、、、、、。

彼は目を泳がせている。 辛い。今すぐ抱き締めたい。 でも、それはできない。

無理矢理 笑顔をつくって、 彼にそれを向ける。

澪葉

ごめんね。ばいばい。

場地 圭介

私は今まで「ばいばい」と言ったことがなかった。決まって「またね」と言うようにしていた。

「またね」は次も会うための 約束だから。 付き合ったときに圭介と決めたことだった。

私は圭介には背を向け、早足でその場を去った。波の音が私に語りかける。 でも、これでいいんだ。と言い聞かせた。

だいぶ歩いて波打ち際まできた。 それでも、涙は乾くことなく溢れている。

澪葉

ぅぅ、、ぁぁあ、、

澪葉

やだ、、よ。

澪葉

だい、、す、、き、、なの、、

澪葉

だい、、すき,,,なのに、、、

澪葉

こう、、するしか、、

澪葉

ぅぅぁ、ぁあ

いっそのこと、このまま海に身を沈めてしまおうかと思った。 でも、そんなことをしたら、また圭介が負担に感じてしまうかもしれない。

私は靴を脱ぎ、浅瀬を裸足で歩いた。 冷たい水と波の音が心地よい。

少し落ち着き、走馬灯のように圭介との日々が蘇ってくる。 一一一あれは去年の初夏だった。

澪葉

(なんだろ、、話って、、)

モブ1 3年

お、いたいた〜

澪葉

あの、なんですか、お話って。

モブ1 3年

え〜とねぇ♡

ゾロゾロッ

モブ2 3年

今日はこの子か♡

モブ3 3年

2年だよね?かわいーじゃん

モブ4 3年

めっちゃタイプ~♡

モブ5 3年

処女?いただきまぁ~す♡

モブ1 3年

ってな訳で、俺たちの相手してね♡

澪葉

え、どーゆー、、

ガシッ(腕を掴まれる)

モブ1 3年

ニヤッ

澪葉

や、やめてください!離して!

私は思いっきり腕を振り払った。

モブ1 3年

ドサッ(尻もちをつく)

モブ1 3年

おい、お前、、何してくれてんだよっ!

モブ1 3年

お前ら、、好きにしていいぞ~

モブ2 3年

よっしゃ。

澪葉

(どうしよ、、囲まれた、、。誰か、、!)

モブ3 3年

俺らのボスになんてことしてんだよっ!

ボンッ(殴る)

澪葉

きゃっ,,,

澪葉

痛い、、

モブ3 3年

あ''?

澪葉

痛かったから謝れってつってんの!

モブ3 3年

あ''~?おいおい、先輩になんて口聞いちゃってんだよ。

モブ4 3年

なにこの女、かわいくねぇー

モブ5 3年

食う前に、やっとく?

モブ2 3年

そうだなぁ、、。やるかぁ。

モブ1 3年

行くぞ、、。

澪葉

(あ、やば。)

モブ2 3年

おらぁぁああ!

モブ2 3年

グハッ、、

私に襲いかかろうとしていた1人が、 急に倒れた。

モブ2 3年

グハッゥッ、、

モブ3 3年

,,,バタッ

モブ4 3年

ォアッ、、

モブ5 3年

グファ、、っ

次々に倒れていく。

場地 圭介

ふっ、よっわ笑笑

場地 圭介

女殴るとかどーかしてんじゃね?
お前ら。

モブ1 3年

あ''ーー?

場地 圭介

まだ居たのおまえ。

モブ1 3年

っざけんなよ、2年の癖に

場地 圭介

ニヤッ

モブ1 3年

このやろっ、、

モブ1 3年

おらぁぁああ

ボゴッ

モブ1 3年

グォァッ、、

モブ1 3年

ドサッ、、

場地 圭介

なにこいつ。よわ。

私はぽかんとしていた。 年上の5人を1人であっという間に、、。まるで映画に登場するヒーローのようだった。

澪葉

えっ、、と、

澪葉

助けてくれてありがとう,,,ございます

場地 圭介

女殴るやつは許せなくてよ。

場地 圭介

っそれより、立てるか?大丈夫?

澪葉

うん、、大丈夫、、。

澪葉

ガクッ

足に力が入らなかった。 見ると、小刻みに足が震えていた。

澪葉

え、、

場地 圭介

っおいおい。ほんとに大丈夫か?

澪葉

足に、、ちからが入んない、、

彼が近くまできた。背が高かった。 顔を見上げる。

澪葉

どうしよ、、笑

場地 圭介

(やば、、。くそ可愛ぇ。)

場地 圭介

おんぶしてやるよ。

彼が私の前に屈んだ。 大きい背中だった。

場地 圭介

ん、、。心配すんな何もしねぇよ笑

澪葉

うん、、。でも、悪いよ、、。

場地 圭介

ははっ、警戒してんのか?笑

澪葉

いや、そうじゃなくてさ、その、、重いし、、。

場地 圭介

あー、わかった。

場地 圭介

ごめんな。初対面でいきなりおんぶなんて無理だよな。

澪葉

謝ることないよ。助けて貰ったんだし

彼はくるっと体の向きを変えた。 屈みながら、私と向き合う形になった

場地 圭介

じゃ、立てるようになるまで一緒にいるわ。

澪葉

いいの、、? ありがと、、。

場地 圭介

っにしてもお前、凄かったな。

澪葉

へ、、?! 私何もしてないけど笑

場地 圭介

殴られてんのに3年の男5人に向かって歯向かってただろ。笑

澪葉

聞いてたの?! わ〜恥ずかし笑

場地 圭介

なかなかいねぇよあんなこと言うやつ笑笑

澪葉

そお?笑//

澪葉

そ、そっちだって、あっという間に
5人倒したじゃん。

場地 圭介

まぁな。

澪葉

凄かったな〜。映画に出てくるヒーローみたいだった。(^^)

場地 圭介

は?笑///

場地 圭介

(やべぇ、、、照れるな。)

場地 圭介

お、お前、名前は?

澪葉

瀬川澪葉。2組だよ。そっちは?

場地 圭介

3組の場地圭介だ。よろしくな。

澪葉

え?!隣じゃんっ。

澪葉

よろしくね! 今日の借り返したいから覚えててね!

場地 圭介

お、おう。

澪葉

あのs、、痛っ、、

場地 圭介

どした?わ、唇、血ぃ出てんじゃん。

澪葉

え、嘘、、。、、、わ、ほんとだ、

場地 圭介

っ、わりぃ。ちょっとごめん。

澪葉

ん?

戸惑っていて、気が付くと彼に 抱っこされていた。 いわゆる、お姫様抱っこというやつだった。

澪葉

へ、、?! ちょっと、どこ行くの?

場地 圭介

口、手当てしなきゃダメだろ。保健室行くぞ。

澪葉

大丈夫だから、降ろして!///

場地 圭介

この方が速ぇだろ。

彼は私を抱えながら小走りでアスファルトを駆ける。 夕焼けが真っ赤に私たちを照らす。 まるで、少女漫画のようだった。

澪葉

痛っ、、。

場地 圭介

ちょ、動くなって。

澪葉

もう、、自分で出来るって言ったのに

場地 圭介

自分じゃ見えねぇだろ。

澪葉

ごめん、、。やって貰ってるのに、、。

場地 圭介

、、、ぅし、終わった。

澪葉

ん、ありがと。

澪葉

夕方の保健室とか初めて来たな~。

場地 圭介

俺も初めて来た。

澪葉

静かだね。

場地 圭介

な。

ーーーーーーーー沈黙が流れる。

場地 圭介

か、帰るか。

場地 圭介

(やべぇって。理性持たねぇよ。)

澪葉

そうだね、帰ろ〜。

場地 圭介

送ってくよ。

澪葉

え、いいの?じゃ、お言葉に甘えちゃおうかな。笑

場地 圭介

おうっ笑

それから私達は、毎日一緒に帰るようになった。

私が、また襲われるかもしれないという理由で誘った。無論、口実だった。 しかし、彼は快く承諾してくれた。

ある夕立が来た帰り道だった。 彼から告白されたのは。

場地 圭介

めっちゃ降ってきたな。雨宿りすっか。

澪葉

うん。場地、走れ〜!

私達は、近くの公園の東屋で雨宿りをすることにした。

澪葉

やだね〜夕立。めっちゃ濡れちゃったぁ~。わ、場地もびしょびしょじゃん。

場地 圭介

傘もってくれば良かったn、、、っ//

場地 圭介

(下着透けてる、、、)

場地 圭介

お前、これ着てろ…//

ポフッ(上着を投げる)

場地 圭介

、、透けてる。

澪葉

へ、、/// うわぁぁあ、ほんとだ。

澪葉

ごめん、、。⁄(⁄ ⁄ ⁄ ⁄)⁄ (恥ずかし〜///)

場地 圭介

いや、別に。

澪葉

(ちょっとくらい顔赤くしてくれたっていいじゃん、、(*≖н≖​))

場地 圭介

(見ないようにしねぇと、、
理性ぶっ飛ぶ、、。)

澪葉

(今告れば、、)

場地 圭介

(いっそ、告っちまうか、、?)

場地&澪葉

っあの、さ、、、

澪葉

っ?! あ、先いーよ。(びっくりしたぁ、、、。)

場地 圭介

え、いや、先、、(頑張れ俺!)

ズッ(澪葉に顔を近づける。)

場地 圭介

好き,,,です。 俺と、、付き合って、、くれ、、、。/////

その一瞬、絶え間なく響いていた雨音が消えた気がした。周りの音が消えた気がした。

恥ずかしそうに目を逸らす彼と、 彼の髪から垂れる雫。そして、私に合わせて屈んだシャツから覗く、ごつっとした鎖骨。 顔が赤面していくのがわかる。

澪葉

、、、。私も、、好き。

澪葉

付き合お、、、?

やっと言えた2文字。 心臓が歓声のかわりに大きく鳴る。

場地 圭介

え、、まじ、、。

場地 圭介

やべぇ、、、ちょー嬉しい、、///

彼が八重歯を覗かせて笑う。 それにつられて私も笑った。

澪葉

よろしくね。

場地 圭介

よろしくな。ぜってぇ大事にすっから

澪葉

名前、呼んで、、。

場地 圭介

み、み、、、っ、瀬川は瀬川だっ///

澪葉

や〜だ〜。澪葉って呼んでよ〜。

場地 圭介

わかったよ、、、仕方ねぇな、、。

澪葉

(^^)

場地 圭介

、、澪葉、、、。

澪葉

ふふっ、圭介っ、大好きっ( *´꒳`*)

場地 圭介

ブチッ(理性が切れる音)

場地 圭介

お前さぁ、、、

澪葉

へ、、、?

彼の唇がいきなり降ってきた。 驚いた。でも、心地よかった。暖かかった。

澪葉

ん、、

場地 圭介

あ、ごめん、、。///(理性もどった)

場地 圭介

(何してんだ、、、俺、、)

澪葉

澪葉

もっと、、

場地 圭介

、、へ、、?

澪葉

もっと、、して、、?

場地 圭介

え、ちょ、知らねぇよ。

今度は酷く激しく唇が降ってきた。 ずっとこうしたかったのかもしれない。とても落ち着いた。

澪葉

ん、、くるし、、

場地 圭介

、、、ごめん。大丈夫?

澪葉

、、うん///

澪葉

ふふっ、大好き。

場地 圭介

俺も、だい、、好きだ。

そこから、幸せな日々が始まった。

ぬし

最後めっちゃキュンキュンしながら書いてました…w

ぬし

お話はまだ続きます、、!

ぬし

いいねが励みです😊☺️
いつもいいねしてくれる方、
ありがとうございます!

ぬし

次回はとうとう、、?!

ぬし

お楽しみに〜!

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