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同日
昼休み
購買で買ってきたパンを手に、廊下を歩いていた。
竹岡の言う通り、
先輩と付き合うべきなのかも…
馬鹿だな、私
竹岡かいし
竹岡かいし
そんなことを竹岡に言わせて
顔が見れない。
足早に、
竹岡の横をすり抜けた。
<さよなら>
言ったからには…ね。
これでいいんだ、
もうこれきりにし…
ぱしっ
手を掴まれた。
竹岡かいし
パンの入った袋が落ちる
………は?
なに、この、状況…
後ろに竹岡がいて、
竹岡に、
抱きしめられて、る?
貝原ことは
竹岡かいし
竹岡かいし
貝原ことは
貝原ことは
思い切り手を振り払う。
もう、竹岡には迷惑かけたくない。
私なんかとは関わらないほうがいい。
…っ泣くな
………泣くな!
咲宮おうみ
咲宮おうみ
貝原ことは
貝原ことは
先輩の顔を見たら
安心して、泣けてくる。
無意識に、先輩の胸に飛び込んでた。
貝原ことは
咲宮おうみ
先輩が優しく頭を撫でる。
貝原ことは
なんか、
竹岡のことは、もうどうでもいいや…
先輩に手を引っ張られて、
第2用具室に入った。
先輩、本当にいいひと…
咲宮おうみ
貝原ことは
貝原ことは
咲宮おうみ
貝原ことは
貝原ことは
咲宮おうみ
え?
咲宮おうみ
咲宮おうみ
…!
…なんで
先輩は何も悪くないのに
胸が、キュンッてなった。
……え、私、もしかして
咲宮おうみ
貝原ことは
貝原ことは
何故か、
立ち上がってた。
涙がボロボロこぼれる。
貝原ことは
貝原ことは
貝原ことは
貝原ことは
こんなに泣いて、恥ずかしい
子どもみたい…
先輩が抱きしめてくれる。
咲宮おうみ
さっきの竹岡のとは全然違う。
こんな感情
初めて
咲宮おうみ
先輩が、優しく頬を触る。
嫌な訳ない
咲宮おうみ
初めて私は、
キスをした。
咲宮おうみ
貝原ことは
咲宮おうみ
貝原ことは
貝原ことは
咲宮おうみ
その時、ドアの方で音がした。
鍵は、先輩閉めてたけど…
咲宮おうみ
………なんだ
竹岡か
竹岡がバンバンとドアを叩いている。
すごい顔…
…焦ってるの?
…!
ダメダメ、気にしない
私は、
咲宮先輩が、
好きなんだから…
竹岡なんて、
竹岡なんて……!
今の私には、関係ない!!!