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#えとさん
#crpt
こはく
8,830
625
それは、まだ全部が 小さかった頃の話
人の視線が、少しだけ 冷たく感じる頃
ur
公園の端
誰もいないベンチに 一人で座っていた
ur
昔から"目立っていた"
整いすぎた顔
どこか近寄りがたい雰囲気
理由なんて、本人には分からない
ただ__
mb
mb
そんな言葉だけが 勝手に増えていった
ur
本当は、良くなかったくせに
一人でいることに 慣れたふりをしていた
だからその日も
ただ、一人でいるはずだった
?
声がした
ur
でも、無視する
どうせまた、 からかいか何かだと思ったから
?
ur
隣に、影
?
ur
短く返す
そっけなく
これ以上、近づかれないように
?
なのに
?
ur
その子は、隣に座った
ya
ur
ya
ur
ya
ur
あっさり引く
でも
離れない
ya
ur
ya
ur
にこっと笑う
ur
普通なら、離れるのに
こいつは、平気で隣にいる
それが、少しだけ不思議で
__少しだけ
ur
嫌じゃなかった
ur
ya
ur
ya
ur
意味が分からない
でも
その言葉は、妙にまっすぐで
ur
小さく呟く
それが、最初だった
それから
yaは、よくその公園に 来るようになった
ya
ur
ya
ur
ya
どうでもいい話
でも
それが、楽しかった
ya
ur
ya
ur
その質問に、少しだけ詰まる
ur
ya
ur
ya
ur
あっさり言う
当たり前みたいに
ur
ya
けらけら笑う
その無邪気さが、眩しかった
ur
怖がらないんだろう
距離を取らないんだろう
ur
ya
ur
ぽつりと呟く
ur
ya
一瞬、空気が止まる
それから_
ya
ur
ya
ur
__初めて
ur
自分の名前が、こんな風に呼ばれた
ur
嫌じゃないどころか
少しだけ、嬉しかった
__でも
その時間は、長くは続かなかった
ya
ur
ある日。
yaがそう言った。
ya
ya
ur
言葉が、出て来ない
ya
少しだけ、寂しそうに笑う
ya
公園
二人だけの場所
ur
それしか言えなかった
本当は、もっと
言いたいことがあったのに
ya
ur
ya
ur
簡単に言う
でも
その言葉は、重くて
ya
小指を差し出される
ur
ya
ur
ya
まっすぐに、見つめてくる
ya
ur
ya
指が、近づく
ya
ur
その言葉に
胸の奥が、ぎゅっとなる
ur
小さく、小指を絡める
ur
ya
指切り
その温かさが、離れない
ya
ya
ur
少しだけ、照れたように笑って
ya
ur
ur
ya
ur
無茶なこと言う
__でも
ur
頷いてしまった
ur
ya
ur
ya
にこっと笑う
__その笑顔を ちゃんと覚えておこうと思った
そして
それが最後だった
それから何年経っても
探した
何度も、何度も
あの赤い瞳
あの無防備な笑い方
名前も居場所も知らないまま
それでも
それでも__
ur
他人からの好意
ur
他人からの褒め言葉
ur
"他人"からの__
ur
"他人"
ur
ur
もっと
もっと、目立てば
もっと、上に行けば
ur
__いや
ur
ur
あの日の言葉をなぞる
ur
__そのために
そのために
ステージに立った
"あの世界"に入った
誰よりも、輝く場所へ
あの日
ur
__忘れててもいい
その分まで
ur
#10.end
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第10話、読み終わりました…。 子どもの頃のurくん、すごく刺さりました。 「慣れたふりしてた」って言葉、胸がぎゅってなった。 そんな場所に、平気で隣に座ってくるyaくんの存在が、やわらかくて、眩しくて。 「約束」の指切り、あの温かさが最後まで残ってるのが、切なくて、でも強くて。 今のurくんの「絶対、好きにさせるから」って言葉に、全部つながってるんだなって思いました。 また読みますね🌙