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綾音
そう聞き返すと環くんはニコッと笑い、
持ってきたカバンから次々と道具を取り出した。
綾音
綾音
環
そう怪しい笑みを浮かべると
環くんはおもむろにハサミを握った。
環
綾音
綾音
チャキンチャキン
環
綾音
急にハサミを握るから何事かと思いきや、
私はエプロンをつけられ、前髪を切られていた。
涼子
涼子
環
綾音
涼子
ハテナを浮かべる私に鏡を渡す涼子さん。
綾音
綾音
鏡を見れば、さっきのガタガタの前髪の面影はなく、
綺麗に切りそろえられ、目もしっかり出ている
「イマドキ」の前髪だった。
環
綾音
綾音
環
環
環くんに肩を捕まれ、神城龍夜の方を向かせられる。
龍夜
綾音
龍夜
涼子
思わず3人ともズッコケそうになる。
涼子
環
綾音
言われなれない言葉に顔が熱くなるのがわかった。
環
環
そういうと環くんは私の頬に手を添え、
私の目を真っ直ぐに見つめてきた。
綾音
陰キャ女、久代綾音、
こんなことされたのはもちろんはじめてである。
龍夜
神城龍夜は私と環くんの間に割って入ってきた。
涼子
環
環くんがぷうっと口を膨らませる。
龍夜
龍夜
龍夜
綾音
綾音
環
涼子
綾音
家に帰った私は、布団の中で今日のことを思い返した。
綾音
あの時の松永さんの笑い声がトラウマになりそうだ。
綾音
学校一美女で、ヤンキーで、女帝な先輩。
そんな人とこんな風に話して.......
綾音
綾音
高校に入ってからすぐ、松永さんに目をつけられたため、私には友達がいない。
綾音
綾音
そう。友達になったわけではないんだ。
綾音
私は短くなった前髪に触れた。
綾音
開けた視界はまだ慣れなくて、少し恥ずかしい。
綾音
綾音
そんなこと言われたのはいつぶりだろうか。
もしかしたら小さい頃は言われていたかもしれない。
でも、あんな風にかっこいい男の子になんて.......
綾音
私は身悶えして布団にくるまる。
綾音
綾音
あの後私は.......
涼子
綾音
涼子
綾音
涼子
綾音
綾音
涼子
綾音
綾音
涼子
龍夜
環
綾音
涼子
涼子
綾音
涼子
綾音
涼子
綾音
と、いうことがあったのである。
綾音
綾音
綾音
私は以前、前髪が邪魔でピンでとめていったことがある。
綾音
綾音
綾音
〜学校~
松永
松永
綾音
教室に入るなり話しかけてきた松永さんだが、
私を見て固まってしまった。
松永
綾音
松永
松永
キーンコーンカーンコーン
松永さんが私に掴みかかろうとした瞬間、チャイムがなった。
松永
綾音
松永
綾音
綾音
松永
松永
綾音
綾音