坂田
ついにきた
今、自分の思いを伝える時
うらたぬき
振られへんかな…
嫌われないかな…
心配やけど…
僕は…
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
気づけば頬に涙が伝っていた
情けないと思い俯きズボンをギュッと握る
うらさんの前で泣かないってもう決めたのに…
うらたぬき
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田はそういい俯いてズボンをギュッと握る
その顔には涙が伝っていた
坂田から言ってくれるなんてな…
うらたぬき
気づけば俺は坂田を抱きしめていた
坂田
坂田から離れて、坂田の肩に手を乗せる
うらたぬき
坂田
坂田はそういうとニコッと笑う
今…
最高に幸せだな…
そう思った瞬間
ビリビリしてた背中の痛みが急に消えた
天使病の治療法…
「最高の幸せを知ること」
そうか…
うらたぬき
坂田にまた抱きつく
坂田
うらたぬき
坂田
坂田には意味がわかってないらしく、呆れている
そりゃそうだ
坂田
うらたぬき
坂田
坂田
俺にもう一度天使病になって死にかけろと言ってんのか。お前は
うらたぬき
坂田
そういい坂田はすぐにこたつに入る
冷蔵庫からケーキを取りだし、フォークも持ってくる
坂田
うらたぬき
そういうと坂田はニヤッと笑い
坂田
坂田
口にケーキをぶち込んでくる
うん美味い
うらたぬき
坂田
この幸せが続きますように…
俺はそう願った