優
有利
あぁ〜可愛い。 男にしては小柄な体格も、雪のような白い肌も、花のような笑顔も、声も、すべてが可愛くて。 それでいて人からの好意に鈍感で、アプローチされてても気づかない。 ……今だって、優の好意に気づいていない。 (※ただの勘違いです。2人は親友です。) だから放っておくと変な虫がついちゃうから、俺のものになってもらうんだ♡
有利
来羅
有利
来羅
有利
来羅
有利
今日は久しぶりに来羅の家に行ける! 俺さ、実は来羅のこと好きなんだぁ。 でも男同士だし、来羅は女の子の方が好きだと思う。 だから、この気持ちは隠しておくんだ。 ………もちろん苦しいよ? でも、好きな人には幸せになってほしいから。
ピンポーン
来羅
ガチャ
来羅
有利
あれ……今一瞬、来羅の瞳が真っ黒だったような…?………気のせいかな…
来羅
有利
来羅
有利
来羅
有利
2人とも黙ってしまった…。 どうしよう…、なんか話さなきゃ。
来羅
有利
来羅
有利
来羅
有利
来羅
え、来羅が俺のことを好き……?
来羅
来羅
え、うそ。 俺だけじゃなかったんだ。 やばい、めっちゃうれしい…!
有利
グサッ… その時、お腹に鈍い痛みがはしった。
有利
グサッグサッ 続けて2回刺され、痛みに耐えきれず、俺はソファに倒れ込んだ。
有利
来羅
うっとりと、興奮したように来羅は言った。
有利
来羅
有利
来羅
有利
だんだんと、感覚が無くなっていく。
来羅
感覚が完全に無くなる直前、誰かに抱きしめられた気がした。
来羅
来羅
最期に見たのは、愛おしそうに、光の灯らない濁った暗い瞳で、俺を見つめる来羅の姿だった。
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