桃
モモカ
モモカ
桃
桃
モモカ
幼い桃
俺は母子家庭で、お母さんは朝早くから夜遅くまで仕事をしているので、だいたい家にはいつも一人でいる。
幼い桃
幼い桃
俺は、滅多にお母さんと喋ったりお母さんの料理を食べたりすることがなかった。
幼い桃
桃へ 今日も仕事です。最近全然遊べてなくでごめんね。また、仕事が落ち着いたら一緒に公園にでも行こうね。お母さんも仕事早く終われるように頑張るから、お互い頑張ろうね! お母さんより
幼い桃
母は、仕事が忙しい代わりに、いつも置き手紙をしてくれる。この手紙を読むのが最近の俺の、楽しみだ。 お母さんと唯一喋れてる感じがして安心するのだ。
幼い桃
俺は家庭事情に文句はなかったし、毎日幸せだった。
幼い桃
幼い桃
たまに、俺の好きなアニメのキーホルダーとかを置いてくれる時もある。
でも、ある日からお母さんの置き手紙がないことに気がついた。
幼い桃
幼い桃
幼い桃
それがお母さんにできる、″モールス信号″だったんだ
幼い俺は、お母さんが帰ってくるまで起きておこうと頑張っていた。でも、眠くなってしまって俺はソファーで寝ていた
朝、俺はソファーで寝ていたことに気づき重い体を起こした。
すると、俺はかけていなかったはずの毛布がかかっているのに気づいた。
お母さんだ!そう思って嬉しくなった
幼い桃
幼い桃
でも、置き手紙はないままだ。
幼い桃
その夜俺はピンポンが鳴り、玄関のドアを開けた。
するとそこにたっていたのは
幼い桃
桃の母
バタ
幼い桃
お母さんが帰ってきてとても嬉しかった。でも、お母さんが俺の目の前で倒れた。
幼い桃
幼い桃
俺はすぐに病院に電話した。するとお母さんは救急車で運ばれた。俺は″小さいから″という理由で家にいなさいと言われた。
家にいても寝れるわけないじゃん、そう思っていた
幼い桃
朝電話がかかってきた。病院からで、俺は出た。するとお母さんが死んだと伝えられた。
死因は病死だったらしい。
俺は泣きじゃくった
幼い桃
幼い桃
俺は大きくなり何をしようかわからなくなっていた。
そんな俺の目の前にたっていた人がいた。俺と同じぐらいの男の子だ。
桃
黄
黄
桃
男の正体は黄というらしい。それよりいきなり言われた言葉、俺は少し動揺した。
桃
俺は多分みんなが聞くであろう質問をした。すると黄は
黄
黄
俺はわからなかったけど、黄と言うやつのことを初対面にもかかわらず信用してしまったらしい。
俺は断るより先に″わかった″と返事をしてしまった
黄は俺の姿を見て優しく、手を差し伸べてくれた
黄
その言葉は今まででいちばん優しかった。その笑顔も
桃
あぁ、俺はひとりじゃない
俺には仲間がいる
大切な仲間がいる
桃
桃
モモカ
モモカ
桃
桃
モモカ
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