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さとみ
ジェル
ころん
ななもり。
莉犬
るぅと
息の仕方 2
⚠青桃 ⚠暗めの話 ⚠地雷注意 ⚠展開早い ⚠死ネタ
3
2
1
Ready go
さとみ
その日初めて 死ぬ。
ということも躊躇しなかった。
ジェルに忘れ去られて
とっくに理性も何も無かったんだ。
さとみ
さとみ
さとみくんと付き合えた。
本当はとっても嬉しいことなのに
自分の心にずっと靄ができている。
なんで?
なんでこんなに…
心配になるの?
ころん
その時衝動的に、
スマホを手に取った。
ころん
ころん
次の日になったら、
さとみくんが消えてしまう気がして、
怖くて
怖くて、
LIMEを開く。
ころん
お願い。 返信……
莉犬
良かった…、
ころん
莉犬
ころん
莉犬
莉犬
……察しが良いなぁ
ころん
莉犬
莉犬
信頼を感じない……
ころん
莉犬
ころん
莉犬
お願い信じてよ。
莉犬
莉犬
莉犬
ころん
なんで急に、、
莉犬
莉犬
ころん
莉犬
莉犬
莉犬
ころん
ころん
莉犬
莉犬
なーくんに相談っつっても、 久しぶりかも、
なーくんと話すの
ころん
ななもり。
返信はやっ、
ころん
ななもり。
ころん
ななもり。
ころん
ななもり。
ななもり。
ころん
ななもり。
ころん
ころん
ななもり。
ななもり。
ななもり。
ななもり。
ななもり。
ころん
ななもり。
ころん
ななもり。
なんだか気分が晴れた気がした。
実際、何も解決していないのに。
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
いつ狂ったかもわからない
ジェルに忘れ去られたあの日よりも、
ずっと前から狂う予兆はあったんだ。
さとみ
さとみ
この際何処で死んでも良いや
死ねるならそれだけで幸せ。
ご飯食っても味しないし、
ころんといても楽しく感じない
狂狂 視界が揺らぐ
この気持ち悪さも、もう慣れた
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
そう言い、 横断歩道の先を見る。
その先に、
ジェルが居た
偶然なのか運命なのか解らない でも、心做しか 胸が踊る。
此処が、 俺の最後にふさわしい_
気が付いたら
赤の光が見える 横断歩道の真ん中に居た。
誰かが俺を止めている。
戻ってこいと言っている。
そんな言葉もう聞こえない。
トラックのクラクションさえ、 綺麗な音色に聞こえる。
ジェル
ジェルが目を見開く、
君の前で死ねるなんて 光栄だ。
さとみ
また、ジェルが止める
遅いって単語知らないの、?
にこっ、
ッと満面の笑みで笑う。
さようなら。
君に聞こえないように呟いた。
トラックはブレーキ出来ず、 俺の身体を轢く。
さとみ
この痛みさえも心地良い。
ジェル
ジェル
さとみ
五月蠅いな
静かに寝させて、?
また空で会おうね。
初恋相手、
さとみ
さとちゃんが轢かれた。
満面の笑みで、自分から。
恨みのあるような瞳は、 一心に俺を見つめた。
紅い血が、 自分の手に付く、
ライバルでもあり、 友達。
そんな彼は、
救急車が来る前、 息の仕方を忘れたように 息をしなくなった。
咄嗟に、 後ろから声がする。
ころん
ジェル
俺が愛してやまない人。
絶望の顔をしていた。
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
通りすがりに、 恋人の死体を見る。
なんて、なんて、 最悪なんだろうか。
ころん
ころん
ころん
大粒の涙が彼の頬を伝う。
もう泣かないで、 なんて、俺も言えない。
空にずっと、
ころちゃんの慟哭が 響いて止まなかった。
ぷりん
ぷりん
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終わり🍑
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