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kn視点
ぶるーくのお茶が
とても優しい味がして
少しだけ落ち着けた。
でも、本当にどうしよう。
家に…来る…
前までは来てもどうにも思わなかっただろう。
でも今は、
前と違って生活感のある部屋、
少しだけ暖かみを帯びたこの空間は
きっと父さんたちにとっては
目に余るものだろう。
ぶるーくのおかげで、
やっと独りではなくなったから。
でももし、俺の本性を知って
ぶるーくが離れてしまったら、
俺は…
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そう彼は笑顔で言った。
でもなぜか、
それは本当の笑顔では無い気がした。
kn
そうして案内されたのは
15分ほど歩いたところにあった
とても大きな家。
kn
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kn
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生きていた頃の
ぶるーくの家…
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kn
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kn
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kn
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そういうと彼は俺の手を取った。
その手に温度は感じられないのに、
なぜか、暖かいような気がした。
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kn
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kn
br
俺の主張フル無視じゃん
br
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kn
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kn
俺はぶるーくが言ってるほどいい人じゃない。
本当は心の底に汚くて、黒い感情が
渦巻いてるって言うのに…
br
そう言った後、自分の額に俺の手を当てた。
そして、
br
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kn
今、一番欲しかった言葉を
俺にくれた。
br
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kn
kn
我ながら何故こんなにも否定的な言葉しか出てこないのかがわからない。
br
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kn
kn
それを聞くと彼はパッと顔を上げて
br
まるで太陽のような
眩しい笑顔でそう答えた。
kn
kn
br
kn
kn
br
kn
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kn
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kn
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ぶるーくが俺に心を許して
こうして生きていた頃の家に連れてきてくれたように
俺もいつか、
家族のことを
話せるといいな。
コメント
2件
knさんが欲しかった言葉をbrさんが言ったのってエモいっすわ〜!!!!!!!!!!!! brさんから見てknさんの前の姿はなんとなく自分と重ねてしまってたから一緒にいたのかもな…まじで父親がknさんになにかした瞬間にコロす。最高です!!!!!!!!!!!