テラーノベル
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AM 6:52
いるま
スマホの画面を見たまま、小さく呟く
いるま
胸の奥がざわざわする
けど、指は画面を閉じるどころか、逆に握りしめる
いるま
靴を履きながら、誰にでもなく宣言した。
AM 7:05
こさめは、玄関で靴紐を結びながらぽつり。
こさめ
喉が乾いて、ゴクリと唾を飲む
その音さえ、大きく聞こえた
こさめ
そう言い聞かせ、ドアを押し開けた。
AM 7:15
なつ
帽子を深く被り、マスクを直す
なつ
玄関にある鏡に映る自分を見て、息をひとつ吐く
なつ
玄関の鍵を閉めて歩き出す足は、少し震えていた
AM 7:23
LAN
ノートを握りしめたまま、じっと表紙をみる
LAN
自分に言い聞かせてノートをカバンに押し込む
階段を降りながら、呟く
LAN
AM 7:40
すち
イヤホンから流れる音楽を止めずに、電車に揺られる
すち
それでも、音楽のおかげで少し不安が薄れる
すち
自分に聞こえるか聞こえないかの小声で呟いた。
AM 7:51
家を出る直前、扉の前で立ち止まる
みこと
そう言いかけて、首を振る
みこと
拳を握り、ぎゅっと胸の前引き寄せた
みこと
AM 8:30ーVOISING会社(ビル)前
いるま
LAN
こさめ
なつ
すち
みこと
6人はほぼ同じタイミングで、ビルの自動ドアに吸い込まれた
受付
受付係
受付係
いるま
LAN
なつ
すち
みこと
こさめ
MOB(使い回し)
MOB(使い回し)
受付係
受付係
MOB(使い回し)
MOB(使い回し)
いるま
LAN
なつ
すち
こさめ
みこと
受付係
受付係
MOB(使い回し)
MOB(使い回し)
受付係
MOB(使い回し)
受付係
MOB(使い回し)
LAN
受付係
みこと
受付係
なつ
いるま
こさめ
なつ
LAN
すち
みこと
それぞれが胸の中で別々の焦りを抱えながら、控室に向かった。
控室
白い壁と椅子だけの静かな部屋
6人が入った瞬間、空気が震えるように静まる
誰も喋らない
けれど、胸の音と呼吸だけはやけに大きい
椅子に座りながら、心の声が響く
いるま
こさめ
なつ
LAN
すち
みこと
そして扉が開いた
ガチャ…
ないこ
ないこ
いるま
ないこ
すち
ないこ
ないこ
ないこ
こさめ
みこと
ないこ
なつ
ないこ
いるま
ないこ
ないこ
LAN
なつ
急に出てきた社長にみんな驚きながらも
1番目のLANが席を立ち、オーディション部屋へ移動する
LAN
控室の空気が少し揺れた
…この時の6人は、まだ知らない
さっきオーディションに行った人含め
今この部屋にいる人全員が後の仲間になるということに
コメント
2件
やったぁぁぁー(((まだじゃ、ぼけ 神作すぎてぐぅの音が出ます。(((