初兎
あーあ、案外早かったな
遅いくらいや。でもいむくんだけは、なくした記憶を思い出さんのよな。
ほとけ
君は…誰?
あともう少しだけ。あともう少しだけ偽らないと。
初兎
ま、バレたんだしええよな。俺に名前なんかない。強いていえば「堕天」
名前なんてもう捨てたも同然だから、「堕天」を名乗る。
ほとけ
まさか、堕天病の
初兎
勘がええなー。俺が精神に取り付く限り「天使」の声は無意味となる
初兎
つまりお前がここにおる時点でもう助かる保証は無いんよ
違う。僕がここの扉を出現させればあっちの世界に戻れる
ほとけ
なにを…言ってるの?
怯えたように声が震えて、瞳が不安げに揺れるいむくんを見ると、胸がぎゅっと締めあげられたみたいだ。
初兎
お前はこの体の核そのもの。つまり俺がここでお前を殺せばお前自身が居なくなるってこと
いむくんを殺すなんて、出来るわけないやん。確かにこのいむくんは核そのもの。
でも、ここで殺したりなんかしたら、今後いむくんと会うことが出来ない。
初兎
ここで死んでくれん?そうすれば、本体も死ぬ。
初兎
俺はいまお前の体の目の前で歌っとるあいつの中の核も壊してやりたいんよ
嫌だ。誰も殺したくない。いむくんも、いむくんの彼女も。誰も殺したくなんかない。
ほとけ
あの人の身体に行くのは、僕が許さない!
さっきの不安げに揺れていた瞳は決意が固まったように、きっと力強くこちらを見つめている。
初兎
それが…お前の答えなんやな
もう、これで終わりや。いむくん
あの世では僕のこと思い出してな?
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コメント
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んねぇぇぇえええ…ッッ泣 もう💎🐇の2人を抱きしめに行きたぁい…!泣 どっちも辛いよねぇ…特に🐇さんSideがわかると線が繋がった感じでもう…ねぇ…ッ泣(((泣きすぎ 神です最高ですまじ大好き






