……
(あれから数ヶ月…
そろそろ動かないとな)
そろそろ動かないとな)
うり
ん〜?
俺少し出かけてくるね
どこ行くの?
…秘密!
はぁ?
まぁいいけど
あんま遅くならないようにしなさいね!
ハァイママ
www
じゃあ行ってくるw
うーい
こんにちは
??
あなたは……
??
なんでここに…?
君と話がしたかったんだよ
??
俺と…話?
うん…
久しぶり
ゆあんくん
ッ…、!
なんで……?
みんな俺の事忘れたんじゃ…
知らない?
俺の能力
俺の能力
シヴァさんの能力……
記憶を操れる能力だっけ
まぁ簡単に言えばそうだね
だから俺を忘れなかったってこと?
まぁね
ゆあんくんよりも能力を
使うのに慣れてるし
ゆあんくんよりも能力を
使うのに慣れてるし
こっちの方が強いと思うからね
強いとかあるの?
まぁね〜
てか…なんでシヴァさんは?
……
遅くなってごめん…
助けに来たよゆあんくん
助けに……?
うん
準備に色々時間がかかっちゃった
準備に色々時間がかかっちゃった
準備?
意味がわからないよ…
そのまんまだよ
助けに来た!
助けに来た!
俺の記憶を操る能力なら
みんなにゆあんくんの
記憶を戻すことは出来る
みんなにゆあんくんの
記憶を戻すことは出来る
……
でもすぐにできなかったのは
ゆあんくんの許可が
必要だったから
ゆあんくんの許可が
必要だったから
俺の許可……
ゆあんくんの場所を
突き止めるのに苦労したんだよ?
突き止めるのに苦労したんだよ?
…俺のために……?
まぁそうだね
あと、
うりのためでもあるかな
うりのためでもあるかな
うり?
ゆあんくんが居ないことになったら
うりとなおきりさんの仲も治らない
うりとなおきりさんの仲も治らない
そうなったら
なおきりさんはうりにキツく当たる
なおきりさんはうりにキツく当たる
俺はそんなにうりを見てられない
だからそれのためもある
きっとそれは
なおきりさんのためにもなる
なおきりさんのためにもなる
なお兄……ッ
ゆあんくんの許可がないと
しないけど
しないけど
なんで……
俺の許可を?
俺の許可を?
ゆあんくんがいなくなったことで
逆に幸せになることもあるかなって
逆に幸せになることもあるかなって
俺の幸せが
ゆあんくんも幸せか分からないから
ゆあんくんも幸せか分からないから
シヴァさん……
ありがとう……
わざわざ許可をとるために
探してきてくれて
探してきてくれて
覚えててくれて…ポロ
ゆあんくん……
どうする?
ゆあんくんが望むなら
俺は今すぐにでもやるよ
俺は今すぐにでもやるよ
ただ数ヶ月間の記憶は
どうすることもできないから
どうすることもできないから
ゆあんくんが
しばらく離れないといけない
理由が必要なんだよね
しばらく離れないといけない
理由が必要なんだよね
そこの準備をするにも
遅くなっちゃった…
遅くなっちゃった…
すごく…長い間……
色々やってくれてたんだね…
色々やってくれてたんだね…
ありがとう…シヴァさんッ…
でも……俺は
戻れない……
本当にごめん……
…なんで?
俺は……うりを助けるために
自分を犠牲にした…
自分を犠牲にした…
俺はみんなに忘れられた…
だからそれを変えたら
だからそれを変えたら
うりになにかあるかもしれないからさ
俺はこの生活を
受け入れたんだ
受け入れたんだ
だから……いいの
このままでッ…
……ゆあんくん
やっぱりな!
ッ!?
なんでうりがッ……?
うり……?
なんか見覚えあるなって
ずっと思ってたんだよ!
ずっと思ってたんだよ!
だからいろいろシヴァさんを
追いかけてたんだよ
追いかけてたんだよ
え?
なんで俺がゆあんくんのことしてるのを?
なんで俺がゆあんくんのことしてるのを?
だってシヴァさん
あの時おかしかったから
あの時おかしかったから
ずっと黙ってて
何か変だったから
何か変だったから
俺も違和感あったし
何となくそうかなって
同じこと考えてるかなって
何となくそうかなって
同じこと考えてるかなって
そしてある日思い出したんだよ
ゆあんくんのことを!
え……?
そんなこと…
できる…の?
できる…の?
そんなの今どうだっていい…
ゆあんくん!
お前…何今更いい子ぶってんだよ!!
はぁ!?
う、うり…?
お前俺を助けるためって
うりに何かあるかもしれないって…
うりに何かあるかもしれないって…
初めての時俺に
敬語すら使わんかったくせに
敬語すら使わんかったくせに
俺を助けるためとか!、
アホか!!!
お前は
俺に敬意を持ってねぇんだから、!
俺に敬意を持ってねぇんだから、!
俺に迷惑かけとけばいいんだよ!
てか!!
あんなことになったのも
ゆあんくんのせいじゃねぇのに!
あんなことになったのも
ゆあんくんのせいじゃねぇのに!
ゆあんくんだけ背負うとか
意味わっかんねぇだろ!?
意味わっかんねぇだろ!?
はぁ……はぁ……
う、うり落ち着いて
うり……ッ
頼むから……戻ってきてくれよ…
なんで……ッ
別に俺が居なくたって!
別に俺が居なくたって!
まず……
俺のため!
もうひとつはなおきりさんのため!
俺のため!
もうひとつはなおきりさんのため!
なおきりさんは
お前がいなくなってから
笑うこと少なかったよ!!
お前がいなくなってから
笑うこと少なかったよ!!
でも俺の記憶はないんだから
そんなの関係ないでしょ!
そんなの関係ないでしょ!
違う!
記憶がなかったとしても
なおきりさんの中では
ゆあんくんは大きい存在だったんだよ!
なおきりさんの中では
ゆあんくんは大きい存在だったんだよ!
なおきりさんには…
幸せでいて欲しいんだよ……
幸せでいて欲しいんだよ……
俺はそれだけを願ってるんだよ…
……
ゆあんくん…
君は
自分が思ってる以上に
みんなに思われてたんじゃないかな
自分が思ってる以上に
みんなに思われてたんじゃないかな
特になおきりさんにさ
あんな告白させといて
記憶なくなったから
じゃあ終わり…なんて
記憶なくなったから
じゃあ終わり…なんて
いくらなんでも
なおきりさん可哀想だよ
なおきりさん可哀想だよ
…
でも…ッ
俺……俺はッ……
お前がいなくても
確かにあいつは生きてける
確かにあいつは生きてける
だけどなおきりさんの
心の穴を埋めることが出来んのは
お前だけだぞ
心の穴を埋めることが出来んのは
お前だけだぞ
ッ……
聞かせて欲しい
“ゆあんくんが”どうしたいかを
俺は……
戻り……たい……ッ!!