テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ミア
みあちゃんへの最初の印象は、 「俺なんかに話しかけてくれる明るい人」だった。
それでいて少し苦手でもあった。
だって、おれみたいな陰キャと話す理由なんて 揶揄う以外にないでしょ。
それもみあちゃんは 陽キャ中の陽キャみたいな人なんだから。
ミア
ケンマ
ミア
でもそんな勝手に決めつけた印象は どんどんと変わっていって。
気付いたら一緒に居る時間も長くなっていて、 おれは割と心を開いていたと思う。
それでもまだ「好き」という感情はかった。
というよりかは、 自覚していなかっただけだと思うけど。
それを本当に「好き」って自覚したのは 四月の半ば頃…だったかな。
その日はみあちゃんが 初めておれの部活を見学してくれた日だった。
ケンマ
その時は少し嬉しいな、くらいにしか 思わなかったのだけれど。
クロオ
ケンマ
おれが点決めたところ みあちゃん見たかなってそっちに視線向けたら、
ミア
ケンマ
顔を赤く染めて、 驚いたようにこちらを見るみあちゃんがいた。
そんなみあちゃんの姿を見た瞬間、 おれの心臓はドクンと跳ねて。
ケンマ
ケンマ
ケンマ
そんなことを思いながらボーッとしてると、 みあちゃんはささっと走って帰ってしまった。
ケンマ
クロオ
ケンマ
そう言ったものの、ほんとはしているのだろう。
自分は…結構顔に出ないと方だと思う。
だからそんな自分の顔に 出てしまうほど悲しんでいることが分かる。
ケンマ
恋した瞬間、相手のことをかわいい と思ってしまった場面も見たことあるし、
普段表情を顔に出さない人が、 好きな人のことになると顔に出してしまうとか。
そのことからきっとおれは。
ケンマ
この時初めて、 みあちゃんが好きなことを自覚した。
ケンマ
ま、まさか…!!!
お互い好きになった時が同じだなんて、 そんな運命的なことある…!?!?
ミア
ケンマ
ミア
ケンマ
ミア
と言うよりも…。
ミア
ケンマ
ミア
ミア
多分さっき言ってた、 顔赤くして驚いた顔してた時に自覚したのかな?
にこにこしながら研磨くんの方を見ると、 心底驚いたような表情をしていた。
ミア
さっき研磨くんは自分のこと 表情に出ないタイプって言ってたけどさ、
私、そうは思わないんだよなぁ。
だって研磨くん私といる時は、 すっごい分かりやすいもん。
ケンマ
ミア
ケンマ
ケンマ
ミア
ぎゅうっと私を抱きしめる研磨くんを 優しく撫でながら答える。
…まあ、そうじゃなかったとしても私は。
ミア
ミア
ケンマ
ケンマ
研磨くんをこんな風に甘々にできるのは、 私だけと信じたい。
多分、溺愛彼氏の作り方なんてない。
もしあるとしたら…
偶然か運命に身を委ねて 沢山愛情を伝えること、なのかな?
わかんないけどね。
ミア
end .
ここまで見て下さりありがとうございました!! 最後まで書けたのは、 見てくださった皆様のお陰です😭🩷
新しい作品を出す予定なんですけど、 誰々の夢書いて欲しい! みたいなリクエストあったら是非!!🌟
最後にもう一度、 ここまで見て下さり本当にありがとうございました!
コメント
12件
今まで 全部 見てきたんですけど めちゃくちゃ 好きです 🫶🏻︎✨️ 見てるこっちまで、楽しかったです っ `🙌🏻´ こんな神作品 ありがとう ございます … 初こめ失礼 しました っ!
フォロー失礼します!