私の目的はstprを殺す事。（リメイク版）

次の日　7:00　p.m.

…やっぱり雨は嫌いだ。

雨なんて、なくなればいい。

…人への挨拶の仕方なんて覚えてない。

聞いてた話とは全く違う。

こんな高層ビルなんて聞いていない。

お風呂のシーンはさすがにとばしますね

当たり前の作法だろうとツッコみたくなる。

私は1度見たら忘れない。 だから、こういう試験も楽勝なのだ。

休むも何も、体力はまだあり余ってる。 （シャトルラン　213回）

ただ今から出かけるのは不審に思われてしまう。

ならどうする？

こいつらを殺す方法を考えればいい。

苦しめずに、すぐに殺せる方法。

音を出さずに殺す方法。

私は力はないからどうしてもピストルは使いづらい。

ナイフは小さくて扱いづらい。

どうすれば手っ取り早く殺せるんだ？

それは殺し屋として生きてきた人生で 解決したことはない。

ぴこんっ

こんな時まで依頼か。

でも仕方がないことではある。うちの組は元々人が少ない。

私みたいに人を殺すことに躊躇しない奴だって少ない。

…スパイフ◯ミリーのロ◯ドってこんな気分だったのか。

そういえば、両親のことについて気になることがあった。

母親は生きていて、誰かを探し出そうと探偵を雇っている事は知っている。

ただ、父親の行方がわからない。

死んだ事も考えたが、それにしてはおかしい。

ある日突然、プッツリと消息を絶ったから。

死んだ人間でもこうにはならない。

どこかの国に逃げたとすれば、探偵はそこまでわかるはず。

だがそんな情報もない。

まるで、誰かに消されたような＿＿

…考えるのはまたあとにしよう。

今は、演技の時間だ。