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#カントリーヒューマンズイラスト
みかんひゅ,,(名前変えた)
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嗚呼、運命とは残酷なものだな。
ナチス
心の中を代弁するかのように真っ白に染まった視界を見上げ、 独裁者、ことナチスは白い息を吐き上げた。
普段、弱音を見せぬナチスがため息を吐くほどの苦戦。 それが今回の戦争。 社会主義を掲げる大国こよソ連率いる赤軍との戦争である。
最初こそは持ち前の火力をふんだんに使い快進撃を遂げていたものの、 現在の戦果は実に乏しい。 戦況は確実に悪い方向へと傾いていた。
ナチス
多くの国を傀儡国家へとしてきたため、 少し心の中に余裕があったのかもしれないな、 とナチスは自分の愚行を悔いる。
ナチス
ナチス親衛隊
このひしひしと迫ってくる現実から目を背けるように、 ナチスは忠実な部下に一言だけ伝えると、 ざくざくと深い雪の中を進んでいった。
ナチス
どこか一人になれるところが欲しかった
今回の戦争はドイツ民族の繁栄のため。 どうやら上の方々は共産主義国家を よく思っていないらしかった。
確かにその点では私も納得だ。 共産主義者はいつになってもいけすかない
だが、私がこの戦争に 乗り気しない理由は一つでだけあった。
ソ連が好きだ
理由は至って簡潔であり、幼少期の頃に何度か街で知り合った時から徐々にその回数が増え、 ソ連へと心惹かれていってしまった。
この思いは今でも変わることはない
たとえ、私から始めた戦争であり、 アイツと敵対したとしても
ナチス
まるで私の片思いを完全に 断ち切ろうとするこの戦争が
ナチス
ナチスは目を細めて自嘲するように笑うと、 そっと自分の腰にある拳銃を撫でた。
ナチス
気持ちを殺せ、ナチス
自分の意思を固めるように唱え、 部下たちの元へと戻った時だった。
ナチス
刺すような独特の鉄臭い 香りが鼻腔を刺激する
違和感を感じつつも歩を進めていくと、 もがき苦しむような呻き声が近くで上がった
ナチス
ナチス
焦る心を必死に抑え、 飛びそうになるマントを片手で掴み 部下たちの元へ足を急かせると、
一人の部下が私に気付き、 顔を真っ青にして駆け寄ってきた
ナチス親衛隊
ナチス
ずぶり
目の前で捲し立てていた男の腹に 金色の刃物が突き刺された。
じんわりと赤黒い鮮血が腹周りを染めていき、 男は視線を右往左往させると、 そのまま力が抜けたように地面に倒れ込んだ。
ナチス
倒れ込んだ部下の先には、 よく見慣れた図体の男がたたずんでいた。
ソ連
そいつは私を見るなり冷酷な瞳をくしゃりと細め、にやりと笑みを浮かべた。
ごくり、と無意識に喉を鳴らし、 その喉を頬から流れ出た汗が伝たった。 私がどうするかと必死に思考を巡らせている間に、ソ連は金槌を片手に持ち上げると──
ソ連
私めがけて勢い良く振りがぶった
コメント
1件
うわ、これ面白いな……! 史実の独裁者にロマンス要素が潜んでる設定、すごく新鮮でした。ナチスがソ連に恋してるのに戦わなきゃいけないって、心理描写が切ない。最後の「おやすみ」、優しい口調なのに金槌振り下ろすギャップがゾクっと来ました。続きが気になる!