ガチャ
奈美
潤の家広すぎて迷っちゃった笑
奈美
やけに静かだけど…
潤
バーベキューとかしない?
奈美
ニノの命令はどうなったの?
和也
ニノは何故か教えてくれなかった。
奈美
潤
遠くから潤が呼んでいる。
奈美
私は部屋を出た。
ガチャン
雅紀
雅紀が口を開いた、
智
和也
ガチャ
潤
奈美
うわ〜すごい!なにこれ?
翔
潤
釣ってきてくれた魚。
焼いて食おうぜ!
潤
奈美
じゃないんだけど……
翔
奈美
みんな好きかなって
私が持ってきた箱の中は 沢山の貝の詰め合わせだった。
雅紀
絶対翔ちゃんのためだって!
翔
奈美
喜んでもらえて良かった。
潤
用意したから、外で食べよ!
みんな
みんなが嬉しそうに、持って来た 貝を見てるから、 とても嬉しい気持ちになった。
結局なんだったんだろ。ニノの命令 そして分からないまま その日を終えた。
あ、喉乾いちゃった。
水を飲みに行こうと部屋を出た。
時計は0時を回っていた。 みんな寝ているのか廊下が薄暗い。
あ、明かりついてる。
よく見ると、リビングだけ明かりがついていた。
智
智くん…?
智
和也
ニノ…!! 何の話?…… 昼間?
私は気になってドアに耳を当てた。
智
和也
智
なんであの時言わなかったの?
ん、なんだろ?
和也
……は? ニノが私を好き…?
頭の中に、 「嘘」「ありえない」 の2つのワードがループされている
ガチャッ
奈美
動揺してドアに当たってしまった。
智
奈美
智
なかなか寝付けなくてさ。
智
奈美
お水を飲もうと…
智
おやすみ奈美
奈美
ガチャン
しばらくの間。 沈黙が流れる
奈美
和也
クリアしたいから
奈美
私も寝よっかな。おやすみなさ…
私が部屋を出ようとしたその時、
和也
奈美
まさか呼ばれると思ってなくて 思わず大声を出してしまう。
和也
話してた事聞いてたろ
聞いてた。 私の事好きなんだよね、ニノ。
なんて口が裂けても 言えるわけが無い。
奈美
和也
なんでもない。
そしてニノはにっこりと微笑んで 再びゲームの画面に目を向けた。
なんなのよニノ……







