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ruru🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️ 誤字脱字注意⚠️
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笑っているすちは、誰よりも明るく、誰よりも軽やかだった。
すちの動きは風のように流麗で、誰よりも“自由”に見えた。
……けれど、誰も知らなかった。
すちが時間の中で、どれほど“孤独”を抱えていたかを。
原契の間。
そこに踏み込んだ瞬間、空間が完全に“静止”した。
風もなければ、音も無い。
全ての動きが止まった世界。
すち-静緑ノ時
すちはぽつりと呟いた。
誰も返事をしない空間。
すちだけが、動ける場所。
__時間を止める能力の代償は、「世界とのズレ」。
使えば使うほど、“自分”が“今”から外れていく。
すちは小さな頃から、ズレていた。
周りの子が立ち止まる時、すちだけが先に走っていた。
言葉が通じないように感じた。
感覚が噛み合わないように思えた。
“自分だけがどこか違う”という疎外感。
それは契約を交わす前から、ずっとすちの心に巣食っていたもの。
すち(幼い頃)
すち(幼い頃)
時間を止める能力を得た時、すちは一度思った。
すち(幼い頃)
けれど、違った。
むしろ、世界はさらにすちから“離れて”いった。
止めた時間の中では、誰も喋らない。
動かない。
目も合わない。
止まった世界に残されたのは、ただ、すち一人きり。
原契の間の空間に現れたのは、“誰もいない教室”。
椅子に座る生徒達は、全員がマネキンのように動かず、無音だった。
すち-静緑ノ時
すちは笑おうとするけど、声が震える。
誰もいない。
誰もいないのに、誰かの気配が残る場所。
それが、すちの“心象風景”だった。
その時、教室の奥に一つの“映像”が浮かぶ。
それは__
みこと-聖命ノ契
みこと-聖命ノ契
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
みこと-聖命ノ契
みこと-聖命ノ契
みことの、過去の言葉。
他の四人も、後ろで微笑んでいる。
すちはその場に崩れ落ちる。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
だが、その涙は、孤独だけのものではなかった。
契印が淡く光り、空間の奥で、止まっていた時計の針が“カチリ”と動く。
それはすちが“今”へと還る音。
すちの胸に浮かぶ契印が緑色に輝き、真の名を解き放つ。
すち-静緑ノ時
止まった時間を操り、仲間と共に“未来へ進む”ための時の契約。
原契の間から戻ったすちは、真っ直ぐ前を見つめて言った。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
その笑顔は、いつも通り無邪気で__
でも、その瞳の奥には、誰よりも強い“決意”があった。
第27話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡280
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コメント
2件
神すぎるんだが?