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今きみはどこで何をしてますか？
この物語はフィクションです
叶夢
この前彼女が自殺した
叶夢
最後にラインしたのはいなくなる前日
叶夢
今までありがとう
叶夢
その一言
叶夢
そのとき俺は別れ話をされてると思って必死になんで？と聞きまくった
叶夢
しかしそこからラインが来ることはなく、既読にもならない
叶夢
次の日絶望しながら学校に行った
叶夢
昨日は寝れなかった
叶夢
学校についてまた絶望した
叶夢
彼女が学校にきてない
叶夢
昨日の夜8時頃に家を出て戻ってきてないらしい
叶夢
夜8時と言えば俺にLINEが来たのは確か7時57分
叶夢
そこからどこに行ったのかは誰も分からない
叶夢
警察にももう捜索願いは出している
叶夢
そこで気がついた
叶夢
あのラインは別れ話なんかじゃないことに
叶夢
今までありがとう
叶夢
の裏には｢さようなら｣という言葉が入ってることに
叶夢
ここでやっとほんとの意味をしった
叶夢
その日の夜警察から連絡があった
叶夢
彼女さんを見つけました、と
叶夢
急いで会いに行った
叶夢
会いに行ってみるとそこには
叶夢
もう人間の形をした彼女はいなく
叶夢
どの骨がどこの骨なのか全く分からないぐらいぐちゃぐちゃだった
叶夢
もうそこからは記憶が無い
叶夢
みんなに励まされたけどなんにも頭に入ってこなくて
叶夢
彼女がいなくなった途端世界が白黒になった
叶夢
鮮やか色はない
叶夢
白か黒か灰色
叶夢
それぐらい彼女が生きる意味だった
叶夢
彼女がいない世界に俺がいる意味は無い
叶夢
今から行くから
叶夢
まっててね、ゆず
叶夢
さようなら、この世界
叶夢
久しぶり、ゆず
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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