コメント
1件
ピピッ ピピッ
アラームの音が部屋に響く
rbr
rbr
現在の時刻は5:00分
俺は朝早く起きるのが日課だ
まぁ仕事のためやけど
あくびをしながら支度をする
カーテンを開けると
まだ外は太陽が出てなく薄暗かった
rbr
部屋を出る前に
あの天と書かれた布をつける
重たい目を擦りながら
俺は部屋を後にした
rbr
ut
ut
rbr
rbr
ut
ut
ut
rbr
rbr
rbr
ut
ut
大先生が出ていき
部屋には独り
自分の席に座りカメラを見始める
俺は右耳聞こえない
突発性難聴
これが片耳聞こえなくなった原因
rbr
rbr
インカムも使いずらいし
最初の方では会話もしずらかった
朝いきなり聞こえんくなったからなぁ
正直言って
まだ聞こえなくなったことが
怖いと思ってしまう
もし左側も聞こえんくなったら
何も出来なくなって役に立てなかったら
声も何もかも聞こえなくなったら
どう生きたらいい?
もしそうなっちゃったら
本当に消えたいって
思っちゃうやろうなぁ…w
カメラの映像には特に異常はなく
時間が経つにつれ
キラキラと基地が太陽の光で照らされてゆく
ふと時計を見るともう8時になりかけていた
rbr
ポケットから使いずらくなったインカムを取り出して
耳に付ける
幹部全員に音を繋げて
呼吸して声を発する
「おはようございます。8時になりました」
「幹部の皆さん起きてください」
rbr
インカムを取ってまたポケットに戻す
片耳聞こえなくなっても
まだできることはあるんや
ちょっと不便だけど
それに俺は
天の声として役に立たんといけないから
声を繋げて