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迅悠一
連
迅悠一
連
迅悠一
迅悠一
連
ふてくされて、冷たくして、わざと避けて
何度も「子ども扱いは嫌なんだよ」 って言いかけて───
……でも、言えなくて。
その代わりに私は、どんどん意地悪な態度ばかりとるようになっていった。
それでも迅は、全部見抜いてたみたいで。
迅悠一
……とニヤニヤしながら、こっちの肩を抱き寄せてきたり
迅悠一
……とわざとらしく頭を撫でてきたり。
それがまた、“子ども扱い”されてるように見えて、余計イライラしてしまった。
連
迅悠一
連
迅悠一
連
その一言に、思わず息が止まった。
迅悠一
迅が、優しく微笑んだ。
さっきまでの“お兄ちゃんモード”とは違う、確かな熱を宿した眼差し。
迅悠一
迅悠一
連
迅悠一
迅悠一
迅悠一
迅悠一
そう言って、迅は私の頬に手を添えて……
迅悠一
迅悠一
迅悠一
迅悠一
そのまま、そっと額をくっつけられる
私の手を、しっかりと自分の胸に引き寄せて───
迅悠一
迅悠一
その言葉と一緒に、軽く唇にキスを落とされた
甘くて、優しくて、でもドキドキして
確かに、子ども扱いじゃない、“恋人としてのスキンシップ”だった
迅悠一
連
迅悠一
連
笑って私を抱き寄せた迅の腕の中は、あったかくて……
やっと、“恋人らしさ”を手に入れたような気がした
それでも、私の頭を軽くぽんぽんって撫でながら……
迅悠一
迅悠一
連
迅悠一
迅悠一
─── こうしてまた、私は迅悠一の“妹っぽい彼女”として
ちょっぴり怒りながら、たっぷり愛されていくのでした