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海の香り

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海の香り

5 - 冷たい海を受け入れた

♥

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2019年08月02日

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夕陽(ゆうひ)

私はあなたと違って友達が沢山居るんだよ?

夕陽(ゆうひ)

貴方が私と敵対すれば、貴方が苦しむだけでなく
貴方の友達も苦しんで、失ってしまうかもね

夕陽(ゆうひ)

貴方のせいで

...何をする気なの?

夕陽(ゆうひ)

見てこれ

そう言って夕陽ちゃんは私に写真を見せてくる

なに...これ...

夕陽(ゆうひ)

あの二人は裏切り者だよ

夕陽(ゆうひ)

貴方の恋心を利用しているの

夕陽(ゆうひ)

だって、貴方はあまりにも都合が良すぎる

夕陽(ゆうひ)

友達の恋を応援し、優しい女の子を演じれば
きっと少しずつ男子に人気者扱いされる

夕陽(ゆうひ)

そういう風に利用しやすい

そんな...

夕陽(ゆうひ)

波ちゃんは自分の純粋な乙女心を踏みにじった
あの二人を許せる?

夕陽(ゆうひ)

ねえ波ちゃん

夕陽(ゆうひ)

貴方が優しいせいで貴方が傷つく

夕陽(ゆうひ)

ねえ

やめて...あの二人は悪くない...

夕陽(ゆうひ)

本当にそうかな?

...え?

夕陽(ゆうひ)

二人は友達を愛しているなら人気なんてどうでも良かった

夕陽(ゆうひ)

だけど二人は男を選んだ

夕陽(ゆうひ)

何で求めるの?

夕陽(ゆうひ)

自分を一番に愛してくれない人に
何で一番の愛を求めるの?

夕陽(ゆうひ)

貴方を一番に愛してくれるのは
貴方の家族と卓也君だけじゃない?

何で...何でそんなこと言えるのよ!

夕陽(ゆうひ)

分かるんだ

夕陽(ゆうひ)

私も同じだから

夕陽(ゆうひ)

だから私達はライバルの立場に立っているの

夕陽(ゆうひ)

私も波ちゃんと同じ

夕陽(ゆうひ)

あなたと同じ、
卓也君に一番の愛を貰える希望を見出だした。

夕陽(ゆうひ)

波ちゃんもそうでしょ?

夕陽(ゆうひ)

波ちゃん、貴方の意見を聞かせて

夕陽(ゆうひ)

貴方がどう思うか

夕陽(ゆうひ)

二人に愛されたかった?

愛されたい...

夕陽(ゆうひ)

自分達の欲を捨ててでも?

捨ててでも!

夕陽(ゆうひ)

波ちゃんは物分かりが良くて助かるよ

夕陽(ゆうひ)

確かに辛いのはわかるよ

夕陽(ゆうひ)

でも私、今なら分かる

夕陽(ゆうひ)

私達、仲良くなれる

夕陽(ゆうひ)

波ちゃんを踏みにじった
あの二人に分からせたくない?

分からせたい!

私が一番だって!

夕陽(ゆうひ)

...貴方が一番に愛している人は卓也君
だけどあの二人は二番目にしか愛してもらえないなんて

夕陽(ゆうひ)

可哀想だね

当たり前だよ
私を踏みにじった
だから私も踏みにじる

可哀想なんて思わないよ

夕陽(ゆうひ)

そう...それで良いの

あのあと、波ちゃんは寝てしまった

相当疲れてたんだね

夕陽(ゆうひ)

私...なんだろうこの気持ち

卓也君なんてどうでも良いと思うほどの気持ちだった

夕陽(ゆうひ)

波ちゃんの寝顔...可愛い

夕陽(ゆうひ)

!?

自分が今発した言葉に驚いた

波ちゃんの寝顔を見ていると 胸が苦しくなってくる

夕陽(ゆうひ)

もしかして私...波ちゃんのこと...

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コメント

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ユーザー

次の特集楽しみにしてます

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