はる
佐藤先輩
はる
佐藤先輩
はる
佐藤先輩
はる
結局あの後、
佐藤先輩は先生に見つかって怒られて。
私の席に座っていたから
という理由で私も巻き添え。
最悪。
罰に校内掃除だし。
絶対帰れないじゃん…
はる
はる
はる
ふと私が呟くと、
"なら抜け出してみる?"
なんてほうきを置いて、
抜け出す気満々の佐藤先輩が居た。
はる
はる
はる
佐藤先輩
佐藤先輩
はる
佐藤先輩
はる
はる
はる
はる
"ケチ"
そう言って口を膨らませ、
再びほうきを手に取る。
なーにがケチだ。
元々はお前のせいで植物さんの所いけなくなったんだろうが
ふざけんな!!
はる
はる
お昼。
先生に怒られながらも、
眠かったのか、
寝たかったのか、
佐藤先輩の目は完全に閉じていて。
カンカンに怒る先生は、
眠っている先輩に気付くはずもなく、
説教を続けていた。
私は巻き添えくらっただけだから怒られはしなかったけど。
…つくづく眠気に弱いんだなぁと思った。
佐藤先輩
佐藤先輩
はる
佐藤先輩
はる
そういうと、
"えへへ"
なんて笑って。
花が周りにふわっと飛んでいきそうな笑顔は、
薄暗くなった廊下でキラキラと輝いていた。
佐藤先輩
はる
佐藤先輩
佐藤先輩
はる
はる
はる
"俺と話しててもつまらないでしょ?"
"それに、早く植物さんのとこ行きたいって顔してる"
先輩とのお喋りは案外苦では無かったけど…
まあいっか。
植物さんのところ行きたいし。
佐藤先輩
佐藤先輩
妙にやる気な先輩に、
何も言えないしね。
コメント
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龍我くんからなら何貰っても嬉しいです…((⊂( ・∀・)彡ガッ☆`Д゚)
龍我くんとだったらずっと話します