ちょこっと番外
為を思って
ずっと、夢を見ていた
夢の中で、夢を見ていた
夢中になって、君を追いかけていた
大切な存在って気付いてた
君に特別な感情を持ってるって、気づいた
でも、その気持ちは
私はわかっていなかった
気持ちに気付いた頃には
君はいなかった
私のせいで、私自身で
君を守る事が、出来なかった
君は、私を助ける為に自ら命を経った
段々と、私と君の距離は遠くなっていった
私は、その日から気が重くて、重くて
この宇宙で、広い星々で
君と出逢えた、チャンス を
自身の手で見逃してしまっていたから
最後に見た君は、笑っていた
えと
目が覚めるの、見慣れた部屋だった
不思議な夢を見ていた気がする
命を絶ったはずの彼が きらきら光る星空を眺めていた きっと、そこは私がまだ行ってはいけない所
えと
自分が、唯一疑問に思った事
えと
私は泣いていた
夢の中で、彼と会えた事と
もう、みのるはこの世界に居ない、現実
守れなかった悔しさ
全て、夢の中だったら良かったのに
みのるは、私の事を恨んでいるのかな
勝手に敵に寝返って、皆の優しさに甘えて
普通に、何の変哲もなく、生きて
みのるは私の事どう思っているのかな
えと
のあ
えと
遠くからのあさんが叫んでいるのが聞こえた
えと
涙を雑に拭き取って、いつもと変わりない声を作って のあさんに言葉を返す
えと
こんな事、ずっとずるずる引きづって、何になるのかな…?
リビングに行くと、殆どの人は集まっていた 寝坊常習犯のうりとゆあんくん 一時帰宅しているひろくん達
ひろくん達が来る前と、変わらない景色が 私の目に飛び込んできた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
いつもより起きるのが遅い私を じゃっぴは誰よりも先に心配してくれた
えと
えと
私は、咄嗟に口から出た嘘をつく
どぬく
もふ
もふ
もふ
えと
もふくんに言われた通り 私はいつもの席に着いた
のあ
のあ
なおきり
たっつん
しゔぁ
えと
こんなうるさい2人が面白い事しても
私は今、笑う気にはなれなかった
るな
のあ
えと
じゃぱぱ
じゃぱぱ
えと
今のこの空気に、私は耐えられる自信はない
えと
えと
たっつん
えと
私は早足でその場を後にした
えと
私は、いつの間にか走っていた
あの場の空気の気まずさに、私は耐えられなかったようだ
えと
あれ?
なんで、私…逃げてきたんだろう
今まで一緒になってきた仲間なのに
どうして、逃げたんだろう
えと
えと
えと
あぁ、また 泣いてる
本当に私は泣き虫だ
こんな、弱い性格だから
弱い、私だから
みんな、私を守るんだ
守ったとしても、私は役立たずだ
敵に武器を振るだけ、打つだけ 作戦、戦略なんて、何にも考えてすらない
えと
どぬく
えと
振り向くとそこには
私を真っ直ぐな目で見つめる どぬ が居た
えと
えと
どぬく
えと
どぬく
どぬく
どぬは、1歩、1歩と私に近付いてきた
どぬく
どぬく
どぬく
えと
どぬの質問に対して、何も言い返せなかった
どぬく
どぬは優しく微笑んだ
どぬく
どぬく
どぬく
えと
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
えと
えと
えと
えと
えと
えと
えと
どぬく
私は、どぬの前でまた泣いてしまった しかも、何も悪くないどぬに 私の気持ちをぶつけてしまった
えと
どぬく
どぬく
どぬく
えと
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
えと
えと
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
えと
そうだ、守るべきなのはひとつじゃない
沢山の仲間と、自分の大切なもの
私はそれを、ひとつ しか見ていなかった
勿論、みのるの事を忘れるわけじゃない
大切なものは、大切な人と一緒に守っていたい
そういう事の出来るのが
えと
どぬく
そうだ、
私は彼の勇姿を、意志を、光を
繋いでいこう
見ててね、みのる
私、もう泣かない
皆を守る
みのるの、皆の
光になる
Please look forward to the next story!
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