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鈴音
まあ、そうだね。
翔
でも、ここにいる人たちって、みんなどこに行くんだろう？
鈴音
わからないな…
鈴菜
鈴葉と鈴香は、どうなの？
鈴音
いっつも、二人だけ楽しそうにしている。みんな新品を買ってもらっているのに、私だけお下がりばっかだもん。
それからは特に何もなく3人は過ごしていた。しかしある日…
看守A
おい、次は誰を回収しようか。
看守B
じゃあ、鈴菜という奴を回収しよう。
看守A
そうだな、ここにいるやつはみんな誰からも必要とされなかったやつだから。
鈴音
え…そんな…
翔
どうしたの？
鈴音
鈴葉お姉ちゃんが、もう少しでここから連れて行かれるんだって！
翔
え…
鈴音
あと、ここは、ゴミ箱みたいな感じで、まず不要となった人を回収して、ここにはしばらくいて、必要とされるなら戻されて、不要なら、この世から存在を消してしまうんだって…
翔
昔聞いた話だと、ここで脱獄する方法が1つだけあるんだって。だけど脱獄の方法は、誰も知らないんだって…
鈴音
やっぱり早く脱獄しよう…
翔
うん！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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