ナワーブ
2008年5月17日、琵琶湖の湖岸緑地である岡山園地で早朝から釣りをしていた男性が漂流している人間の左足を発見[2]し、滋賀県警に通報した。また、同日に捜査員が同湖で足の一部を発見した[3]ほか、5月20日には東近江市の湖岸にて頭部が発見され[4]、5月21日には大津市の藤ノ木川河口にて左足首が[5]、さらに6月22日と翌23日にかけて草津市の湖岸で両手首が見つかった。鑑定の結果、すべての遺体のDNAが一致し、死因は首を絞められたことによる窒息死とされたことから、県警は殺人・死体遺棄事件として捜査を開始した。
被害者の身元を調査するために復顔法(頭蓋骨の形状をもとに、年齢や性別を加味して肉付けをする方法)を試み、似顔絵も公開された。被害者の身元は事件発生から10年もの間判明しなかった。
